2010年09月13日
コンテンツ番号6603
劇団四季 こころの劇場
劇団四季「こころの劇場」が9月13日(月)、北秋田市文化会館で開かれ、仙北市・北秋田市の小学校の児童ら約600名が、ミュージカル「エルコスの祈り(構成・演出=浅利慶太)」を鑑賞しました。
こころの劇場は、劇団四季が「いじめを作らない心豊かな社会」を目指して、生命の大切さ、人を思いやる心、信じあう喜びなど、生きていくうえで大事なことを、舞台通じて子どもたちの心に語りかけたいとの思いから、全国の子どもたちを招待し、演劇の感動を届けるプロジェクトです。2009年度は4作品で55万人の児童を招待しています。また、「エルコスの祈り」は217公演、27万人(2009年度)の子どもたちに感動を届けています。
この日は、仙北市の西明寺小、神代小、桧木内小、角館小、中川小、白岩小、生保内小の7校から6年生の児童たち約300人が、秋田内陸線を利用して北秋田市を訪れ、市内の小学6年生と一緒にミュージカルを楽しみました。
演目は、劇団四季ミュージカル「エルコスの祈り」。時は50年後の未来。親や先生に見放され、夢や個性を奪われたユートピア学園の生徒たちのもとに「心」をもつロボット、エルコスがやってきます。心を閉ざしてしまった生徒たち一人ひとりに、優しく語りかけ、個性を見出そうとするエルコス。子どもたちは徐々に忘れかけていた笑顔を取り戻していく物語です。
児童たちは、舞台で繰り広げられる、華麗なダンスや歌、コミカルな表現などを感じとりながら、心に語りかける演技に感動していました。フィナーレでは、劇団員が客席まで降りて、テーマソング「語りかけよう」を児童たち全員と合唱しました。
また、公演終了後には、劇中で演技した劇団員が会館のロビーに整列し「今日はありがとう」などと児童たちに声をかけながら握手やハイタッチをして、帰路を見送りながら交流を深めました。
(2010.9.13)