2019年03月02日
コンテンツ番号3047
一冊の本からすてきな世界へ
平成30年度北秋田市読書感想文・読書感想画コンクールの表彰式が、3月2日(土)に北秋田市文化会館で行われ、特選・入選・佳作に輝いた方たちを表彰しました。
読書感想文コンクールは、読書を通じて豊かな人間性を育むことを目的に昭和40年度から旧鷹巣町で行われており、4町が合併してからも継続され今年度で54回目を数えます。今年度の読書感想文コンクールには小学校、中学校から82点の応募があり、特選5点、入選12点、佳作22点が入賞しました。
また、読書感想画コンクールも旧鷹巣町で平成9年度から行われており、今年度で22回目を数えます。感想画コンクールには、幼稚園・保育園、小学校から466点もの応募があり、特選6点、入選11点、佳作30点が入賞しました。
表彰式では、はじめに佐藤教育長が「皆さんが読書した本の中にある言葉は作者の経験や創造力がぎっしりつまったとてもきたえられた言葉である。文章の中でさりげなく使われているが、読み返すと他の言葉に置き換えられないことが分かる。そんな文章の中から自分の心が動かされた言葉を書き留めたり、想像した様子を絵で表したりして周りの人に伝えることができたならば、たくさんの人に本の中の素敵な世界を経験してもらえる。これからもたくさん読書をしてもらいたい」などとあいさつしました。
つづいて、感想文部門で審査委員長を務めた米内沢小学校の佐藤洋子校長、感想画部門の審査委員長を務めた鷹巣南中学校の嘉藤貴子校長が、それぞれ講評を述べました。
感想文部門小学校については「感想文を書くのに適した本を選んでいる作品が増えた」「字数不足の作品が減っている」「自分の気持ちをもっと様々な言葉で表現してほしい」などと述べ、中学校については「読書が自分のこれまでの生活をを振り返るきっかけになっている作品が多く、それが自分自身の心の成長に繋がっていることに気付き、前向きな気持ちになっている」「書き出しや題名の工夫をしてほしい」などと講評し、最後に「本と向き合い、よく考えて書いたことが伝わってきた。文章を書くことは将来とても大事になる。これからもたくさんの本と親しんで感想文を書き続けてほしい」と期待を寄せました。
感想画部門については「子どもの年齢に応じた表現や感想がうまく調和している作品が目に飛び込んできた」「挿絵をそのまま間真似していた作品があり、せっかくとても上手に描かれているが、その絵はその人自身の作品ではないので選ぶことができなかった」などと講評した後、特選に選ばれた6作品をスクリーンに写し、それぞれの作品の特徴や評価された点などを紹介しました。
このあと、感想文コンクール小学校の部で特選に輝いた鷹巣小学校3年の近藤快星(かいせい)さんと米内沢小学校6年の髙堰侑亜(ゆあ)さんが、受賞作品を発表したほか、幼稚園・保育園及び小学校1・2年生を対象とした読書感想画、小学校3年生から中学生までを対象とした読書感想文の入賞者に、佐藤教育長から表彰状が手渡され、会場からは入賞者一人一人に大きな拍手が送られました。