2010年08月10日
コンテンツ番号7720
琴欧洲、日馬富士、把瑠都ら大関陣
大相撲北秋田場所に出場する力士ら一行が市内に到着した8月10日、大関琴欧洲、日馬富士、把瑠都ら力士6人が市内の福祉施設3カ所を慰問し入所者を励ましました。
慰問したのは、介護老人保健施設 もりよし荘へ大関把瑠都関と高見盛関、特別養護老人ホーム青山荘に大関日馬富士関と旭天鵬関、軽費老人ホーム大野台エコーハイツに大関琴欧洲関と稀勢の里関の6力士。
このうち、介護老人保健施設もりよし荘(入所者94人、盛岡敬二施設長)には、大関把瑠都関(エストニア出身、25歳)と高見盛関(青森県板柳町出身、33歳)が慰問。入所者の家族や地域住民らも合わせ約200人が2人の力士を出迎えました。
施設に入ってきた把瑠都関(身長198、体重187)に対し「わー、大きい」、「すごい、でかい」など驚きの歓声が上がり、一方の高見盛関(身長188、体重144)には、「本物の高見盛だ」、「キャー、高見盛」などと黄色い歓声が上がっていました。
2人の力士への質問コーナーでは、入所者から「技能賞とか敢闘賞はどれくらいもらえますか。もらったお金は部屋にも入りますか」との質問に、高見盛関は「技能賞、殊勲賞、敢闘賞は1つにつき200万円です。もらったお金はすべて賞を取った人のものです」と答えていました。また、「朝何時に起きてご飯食べますか。何杯食べますか」との質問には、把瑠都関が「朝6時に起きてご飯は食べずに稽古をします。そして昼にちゃんこを食べます。食べる量は、関取になってからはあまり食べなくなった。若いときにはたくさん食べた」などと答えていました。
この後、2人の力士は入所者へ歩み寄り、一人ひとりに声を掛けながら握手をして回り交流を深めていました。最後に100歳を超える2人の入所者から、2人の力士へ施設慰問のお礼に花束が渡されました。
また、大関琴欧洲(ブルガリア出身、26歳)と関脇稀勢の里(茨城県牛久市出身、24歳)が軽費老人ホーム大野台エコーハイツ(沢田善孝施設長、入所者47人)を慰問しました。
両関取りは、入所者のみなさんから大きな拍手で出迎えられ、沢田施設長が「施設訪問に大野台エコーハイツを選んでいただき感謝します。利用者、職員共々楽しみに待っていました。相撲界もいろいろたいへんな状況でありますが日本の国技として誇りをもってがんばっていただきたいと思います。これからもいっぱいたのしませていただきたい。みんなで応援しています」と歓迎のあいさつ。
琴欧洲関は「明日は北秋田場所で、がんばりますので応援よろしくお願いします」、稀勢の里関は「今日はみなさんに少しでも元気を与えられればと思います」とあいさつ。
質問コーナーでは稀勢の里関に「日本人力士が半分以下になっているので日本人として稀勢の里関に是非大関、横綱になってほしい。期待しています」、琴欧洲関には「日本に来たときから大好きであった。若くていい男で、でもこんなに大きくなったとは思わなかった。がんばってください」などと激励、両力士はがんばりますと答えると会場は大きな拍手がおこりました。
最後に施設を代表し、入所者の最高齢者萩野祐次さん(97才)と高田ミエさん(92才)が今後の活躍を祈念し花束を贈りました。
(2010.8.10)