2010年08月11日
コンテンツ番号7718
七日市・長岐家に伝わる文書・掛軸などを北秋田市に寄付
市指定文化財の七日市・長岐邸と一体として展示など郷土史研究や歴史教育に役立てほしいと長岐家に伝わる文書・掛軸などを寄付するため8月11日(水)、長岐家の親族が市役所を訪れ、津谷市長に寄付申込書と目録を手渡しました。
長岐家は江戸時代初期から代々肝煎を務めた家柄。邸宅は文政13年(1830年)に建てられたもので、秋田藩主佐竹侯の本陣や昼食所にもなるなど、肝煎屋敷の様子を伝える数少ない建造物として市の有形文化財に指定されており、平成17年に土地と建物の大部分が市に寄付されています。
この日訪れたのは長岐家第13代当主鷲朗さんの四女栗林悦子さん(78)=秋田市在住=。栗林さんは「長岐家に伝わる文書や古書、掛け軸などを歴史や地域の民俗資料として、研究や教育にお役に立てていただければ」と市長に寄付申込書と目録を手渡しました。
寄付されたのは、掛軸97本・古書130種類686冊・他に古文書・お膳・陶器等263種類1528点。
津谷市長は「たいへん貴重なものをありがとうございます。大事にして、展示など広く市民の方に見ていただくようにしたい」などとお礼を述べました。
(2010.8.11)