2010年08月15日
コンテンツ番号6182
来春閉校の合川高等学校で校舎見学と語る会
市立合川高等学校(齊藤和彌校長、生徒数166名)の「思い出の校舎見学」と「思い出を語る会」が8月15日(日)、同校とサンシャインあいかわで行われ、卒業生や旧職員などが歴史と伝統を振り返りながら思い出を語り合いました。
同校は、昭和37年に学校法人秋田短期大学が設置し、秋田短期大学附属合川高等学校という校名で私立として創立。昭和47年に近隣5町村で構成される組合に移管し組合立となった後、平成17年の市町村合併を機に、北秋田市立合川高等学校に改称されました。この間、平成21年度までに普通科、商業科、介護福祉科、情報ビジネス科合わせて6827人の卒業生を送り出しています。来春、市内の4高校が統合し、秋田北鷹(あきたほくよう)高等学校が開校となるため、同校は今年度で閉校となります。
午前11時からの「思い出の校舎見学会」では、卒業生をはじめ地域一般の方に校舎を開放。校歌の流れる体育館では卒業アルバムや生徒会誌、輝かしい栄光の記録としての優勝旗やトロフィーなどが展示され、来校者は、懐かしそう振り返っていました。
午後1時からは「思い出を語る会」が合川高等学校閉校記念事業実行委員会(松橋勝美実行委員長)の主催で行われ、卒業生や旧職員など約130人が出席。
はじめに、出席者が物故者への黙とう後、杉渕敬輝教育次長が「師弟同行で築き上げた特色あるある校風は、学ばれたみなさんの誇りであります。それぞれに心のふるさとを訪ねられると思いますが青春の日々の強い同窓の絆を確かめ合い、さらに明日への力となりますよう集いの盛会を期待します。これからも北秋田市に、新生北鷹高等学校にみなさんの思いを寄せていただきたい」などと津谷市長のメッセージを紹介しました。
松橋実行委員長は学校の沿革や、フェンシングをはじめとする各ポーツ、部活動での活躍に感謝しながら「平成23年3月で49年間という歴史と伝統に幕をおろし、母校がなくなることは寂しい限りですが今までの合川高校で学んだ思い出を忘れないでいただきたい。今日は高校時代の恩師、友人、職員と大いに思い出を語る会に花を咲かせていただければ」などと挨拶を述べました。
続いて、齊藤和彌校長が学校の沿革や栄光にふれながら「当時の思い出としての青春時代を振り返るとともに今後、合川高校の語り部として長く合高の灯を伝えていただきたい。半世紀にわたり合川高校を力強く支えていただいた関係者のみなさんにお礼と感謝をします」などと挨拶。
来賓として疋田参良元合川高校教育委員会教育長が学校設立当時の話を紹介しながら挨拶し、仙道良次元校長の乾杯で、懇談が始まり、出席者のみなさんはスライド上映や、スピーチなどで当時を振り返りながら、閉校する合川高校へのそれぞれの思いを語り合いました。
(2010.8.15)