2010年08月31日
コンテンツ番号5992
村松勝康さん自著本を寄贈
大館市出身(旧北秋田郡田代町)で鷹巣農林高校を卒業し、現在東京都葛飾区議会議員の村松勝康さん(66)が8月31日(火)、市役所を訪れ、自著の「80センチに咲く花」の出版を報告し、市内の小学校などに寄贈しました。
村松さんは、1才のときに脊髄性小児麻痺になり、下肢に重い障がいを負いながら鷹巣農林高校普通科、日本大学法学部を卒業しました。平成5年に車椅子で新潟県柏崎市から東京都葛飾区間の360の日本縦断に成功。同年に東京都葛飾区議会議員に初当選し、現在は東京23区でただ一人の車椅子の障がい者議員として福祉の向上に取り組んでいます。
村松さんが今回出版した本は、題名が「80センチに咲く花」。障がいのために立って歩けない村松さんの目線が80センチ程、その視点から見た喜び、感動、出会いをありのままに綴った自叙伝。
この本が子どもたちの勇気や生きる力となり、親子の絆を見直すきっかけとなるよう、一人でも多くの方々にメッセージが伝わればと出版されました。
市役所を訪れた松村さんは、「学校は冬がたいへんであった。3分の1近くを休み、勉強が追いついていかなかった。当時は車椅子もなかった」などと昔を振り返りながら、久しぶりに訪れた市内の感想などを話されました。
この日、村松さんは市役所訪問のほか、母校の鷹巣農林高校と鷹巣小学校、鷹巣中学校を訪問し、それぞれ本の寄贈を行いました。
(2010.8.31)