2010年07月01日
コンテンツ番号5947
消防救助技術大会
第39回消防救助技術秋田県大会ロープブリッジ渡過の部門で見事優勝を果たした北秋田市消防本部の近藤大斗消防士(23才)らが、7月1日(木)、市役所を訪れ、津谷市長に県大会優勝と全国大会出場を報告しました。
この日訪れたのは、北秋田市消防本部の藤島孝雄消防長、中嶋伸博消防士長、近藤大斗消防士。6月29日に由利本荘市道川の秋田県消防学校で行われた同大会の「ロープブリッジ渡過」の部で21人中に1位となり、第39回全国消防救助技術大会に出場することを報告しました。
また、同大会では同部門で2位に佐藤一彦副士長、「引揚救助」(1チーム5名)の部で2位、「ロープ応用登なん」(1チーム2人)の部で2位(惜しくも抽選により)、「ほふく救出」の部で3位とそれぞれ上位の成績を収めました。
津谷市長は「近藤さんの日頃の訓練の賜物であるし、消防署員の方々全員が厳しい訓練を重ねて、それぞれすばらしい成績をあげている。有事の際に向け日夜訓練を積み、その成果が大会であらわれ市民の方にも大変頼もしいかぎり。暑い中での全国大会では体に気をつけてがんばってほしい」などとお祝いと激励のことばを述べました。
藤島消防長は「本人の努力と先輩方の指導により平成15年から7年ぶりの全国大会出場。迅速・安全・確実が評価される」などと述べ、 近藤さんは「今まで支えてくれた方々への恩返しの気持ちでできた。全国大会では目標とするタイムに近づけるようにがんばりたい」などと県大会を振り返りながら抱負を述べました。
全国大会は8月27日、京都市の京都市消防活動総合センターにおいて開催されます。
□ロープブリッジ渡過
水平に展張された渡過ロープ20メートル(往復40メートル)を往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過するロープ渡過の基本的な訓練
□引揚救助
5人1組(要救助者を含む)で2人が空気呼吸器を着装して搭上から塔下へ降下し、検索後、要救助者を塔下へ搬送し、4人で協力して塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出する。地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。
(2010.7.1)