2010年07月04日
コンテンツ番号5926
綴子大太鼓の里保全隊花の植栽活動
綴子大太鼓の里保全隊(藤島勝政隊長)による花の植栽活動が7月4日(日)、同地区内の農免農道「稲穂ロード」で行われ、子どもたちも含め地域住民約300人が環境保全活動に汗を流しました。
農林水産省では、平成19年度から農地や水、それを取り巻く森林や施設など環境の良好な保全とその質の向上を図る新たな対策として「農地・水・環境保全向上対策事業(5ヵ年事業)」を導入し、日本の農業、農村の基盤を支える事業を展開しています。
これを受け、市でも地域住民、自治会、関係団体に呼びかけ、市民が幅広く参加する活動組織を新たに作ってもらい保全活動に取り組んでいます。
同保全隊は、綴子地区内の10集落約1000世帯及び自治会や老人クラブ、子ども会など約60団体で構成され、平成19年3月発足以来、これまで共同での草刈りや農道への花の植栽、児童による伝統農法で田植え体験、用排水路の水質調査などを実施してきました。
今年は、サルビアの苗約7000本が用意されました。綴子農村公園で行われた開会式では、藤島隊長が「保全隊の植栽活動も皆さんの協力のおかげで4年目を迎えた。稲穂ロードは、稲が風になびいている間の道路。稲穂が実る秋までは、たくさんの花で彩られたフラワーロードとして美化向上に努めていきたい。農業環境を守り、環境美化運動も進めて、ふるさとを後世に繋いでいきたい」とあいさつしました。
津谷市長は「農業のみならず、地域の環境保全を推進していただき心から感謝いたします。毎年植栽していただいている花は、稲穂ロードを通る方々の目を和ませて、気持ちのやすらぎを与えている。花を育てることは、心を育てること。子どもたちとともに世代を超えた活動を続けてほしい。きれいな道路となるように一緒に頑張りましょう」などと激励しました。
この後、田中地区から糠沢地区までの3.3km区間を各集落ごとに区域を決めて担当しました。苗の植え方を説明したあと、苗が配られると、親子や隣近所同士が等間隔に広がり、持ち寄った植ベラを使ってていねいに苗を植えていました。津谷市長も市民らと一緒に植栽作業で汗を流しました。
このあとも、保全隊が水やり作業や手入れなども行い、稲穂が実るまでの間、道路の両脇がサルビアの赤いの花で美しく彩られます。
(2010.7.4)