2010年07月04日
コンテンツ番号5903
旧営農大学校中国人研修生へ「ミニこいのぼり」贈る
中国研修生鷹巣町後援会(中嶋修三会長)が7月5日、旧県立営農大学校で学んだ中国人研修生の同窓会に出席するため訪中する津谷市長に、手持ちのミニこいのぼり50組を、研修生に届けてほしいと託しました。
旧営農大学校は、昭和53年に農業の担い手育成のため市内下杉に開校されました。昭和53年から平成4年まで10年間にわたり、中国から農業技術研修生として毎年10人ずつ合わせて100人を受入れました。その後、研修生らは帰国し、中国全土で活躍しています。
その後、平成20年に「日中友好青年交流の碑」を同校敷地に建立したことを契機に、秋田県立営農大学校同窓会(胡凱会長)が中国全土に呼びかけて、7月7日から9日に中国・大連市で同窓会中国全国大会を開くことになり、同会より合川町日中友好交流協会(成田道胤会長)に招待状が届き、当時の恩師や週末に家庭に招いて交流した家族ら25人が出席する予定となっています。また、津谷市長も同窓会に出席し、交流を深めるほか、遼寧省普蘭店市(県級市)などを訪問し交流の可能性を探ります。
この日、市役所を訪れた中嶋さんは「研修生が学んだ同校周辺の民家や交流した家庭では、5月にこいのぼりが掲げられていた。日本の風景を思い出してほしい」などと振り返り、「研修生には、こいのぼりのようにいつも明るく元気に過ごしてほしい」などと願いを込めて、津谷市長にミニこいのぼりを託し、研修生に手渡してほしいと依頼しました。
津谷市長は「留学生の皆さんに、中嶋会長の思いをしっかりと伝えて手渡したい。日中友好や北秋田市とのつながりがしっかりしたものになるよう頑張りたい」などと述べました。
(2010.7.4)