2010年07月15日
コンテンツ番号7712
國學院大學研究開発推進機構と研究協力提携
國學院大學研究開発推進機構と北秋田市教育委員会との研究協力に関する協定の締結式が7月15日(木)、中央公民館で行なわれました。
北秋田市教育委員会では伊勢堂岱遺跡の世界文化遺産登録を推進していますが、登録のためには遺跡自体の研究をはじめ、関連する遺跡との比較検討や世界史的な視点での評価が必要不可欠で、市民意識の醸成も重要な要素になっていることなどから、研究機関・団体との協働が必要と考え、考古学の分野では顕著な業績のある國學院大學の研究開発推進機構と研究協力に関して提携するものです。
締結式には、大学側から椙山林繼(すぎやましげつぐ)國學院大學研究開発推進機構伝統文化リサーチセンター長と市教育委員会からは三澤仁教育長が出席し、協定書に調印しました。
調印後、椙山同伝統文化リサーチセンター長が「大學でお手伝いできること、利用させていただけること両方を考えながら是非いい形で研究協力ができるように進めたい」、三澤教育長は、「うれしくもあり心強く感じている。世界遺産登録に向け普及啓発の部分が弱いのではと感じていたが、大学における遺跡の出土品の展示、世界文化遺産登録推進のため国際シンポジウムなど広範囲の情報発信、高度な研究成果を得ることができればと思います。お互いにしっかりとした成果が出るよう取り組んでいきたい」とそれぞれコメントしました。
提携の内容の主なものは、伊勢堂岱遺跡関連遺跡の発掘調査、伊勢堂岱遺跡を中心とした出土品の特別展、公開講座の実施などで、提携機関は施設の平成22年7月1日〜平成24年3月31日までの2年間となっています。
締結式に引き続き、3階大教室で椙山林繼同伝統文化リサーチセンター長による「日本列島における石信仰」と題しての協定締結記念講演が行われ、70人ほどの市民が聴講しました。
◎お問い合わせ
北秋田市教育委員会
生涯学習課文化班 TEL:0186-62-6618
(2010.7.15)