2010年07月16日
コンテンツ番号5587
合川町日中友好交流協会 訪中報告
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この度、県立営農大学校留学生同窓会に出席するため中国を訪問した合川町日中友好交流協会(成田道胤会長)が7月16日(金)、市役所を訪れ、訪中の経過などを報告しました。
旧県立営農大学校は、昭和53年に農業の担い手育成のため市内下杉に開校されました。昭和53年から平成4年まで10年間にわたり、中国から農業技術研修生として毎年10人ずつ合わせて100人を受入れました。その後、研修生らは帰国し、中国全土で活躍しています。
その後、平成20年に「日中友好青年交流の碑」を同校敷地に建立したことを契機に、秋田県立営農大学校同窓会(胡凱会長)が中国全土に呼びかけて、7月7日から9日に中国・大連市で同窓会中国全国大会を開くことになり、同窓会より合川町日中友好交流協会に招待状が届き、当時の恩師や週末に家庭に招いて交流した家族ら23人が訪中し同窓会に出席したほか、留学生の経営する会社などを見学しました。
また、津谷市長も同窓会に出席して交流を深めたほか、普蘭店市(県級市)などを訪問し交流の可能性について意見を交換しました。
報告に訪れたのは、成田会長と疋田俊一郎副会長。成田会長は「市の協力のおかげで、無事に同窓会に出席し、留学生らと再会し交流が図れたことを感謝いたします。市長が帰国したあとも、予定どおり留学生の経営する食品加工会社の見学や蘇州、上海などを見学した。上海の経済発展は目覚ましく、同じ中国でも発展の違いを認識することができた。これからは、留学生らと相互互恵(そうごごけい)の関係でお互いできることで交流を図っていきたい。若い人たちにも参画してもらって交流を進めたい」などと協力へのお礼と訪中の報告をしました。
津谷市長は「留学生が日本で学んだことを誇りに思い、留学時にこの地域でお世話になった方々へ感謝の気持ちが強いことが感じられた。留学生も中国国内で、農業技術など日本で学んだことを活かし、想像以上の成功を収めていることに驚いた。このような人と人との繋がりをもって、人や資源、技術交流のネットワークとして北秋田市に活かしていきたい」などと訪中の感想を述べました。
また、津谷市長は、普蘭店市人民政府への訪問について「張乙明市長をはじめ、副市長らと意見を交換し、経済や農業、商工業の分野で連携して、交流を進めることを合意した。先方から、7月下旬に予定されている日本訪問の際にぜひ北秋田市に立ち寄りたいとの要望を受けて、了承し市を訪問していただけることになった。1時間あまりの短い時間だったが有意義な意見交換ができた」などと今後、普蘭店市と様々な分野で交流を進めていく考えを述べました。
普蘭店市(張乙明市長)・・・・・ 遼寧省大連市の行政区に属する県級市で、人口は約83万人。面積は2923平方キロメートルで、北秋田市の約3倍の広さです。 大連市沿岸の工業地帯からの内陸への開発が進み目覚ましい発展が続いてやり、多くの日本企業も進出している。
(2010.7.16)