2010年07月17日
コンテンツ番号5570
平成22年度消費者の会県北ブロック交流会
平成22年度消費者の会県北ブロック交流会が7月17日、市中央公民館で開かれ、市内外から約60人が参加し消費生活などについて学習し理解を深めました。
消費者の会は、消費生活に関する知識を普及し、消費者の妥当な意見を関係機関に反映させ、生産者や販売者の協力を得て市民生活の向上を図ることなどを目的に設置された団体です。
市内には、鷹巣消費者の会(山野内キミ子会長)と合川消費者の会(松橋祥子会長)の2団体があり、消費生活に関する知識を得るための学習や生活研究集会、消費物資の節約と生活向上のための啓発などを主な活動としています。
県北ブロック交流会には、市内2団体のほか、大館市、能代市、鹿角市を合わせ5団体が参加。交流会は、それぞれの団体持ち回りで毎年開催され、今年は鷹巣消費者の会主催の鷹巣会場で行われました。
はじめに、主催者の山野内会長が「全県では約20の消費者の会があり、県北では5つの消費者の会があります。この県北ブロック交流会では、毎年順番でそれぞれの土地に行き研修をしながら会員の交流を深めています。今日講演する長崎さんは、防腐剤を使用しない豆腐を製造している安心安全にこだわった熱心な方です。また、北秋田市が誇る伊勢堂岱遺跡の発掘品などを皆さんに紹介しますので、私たちの自慢に少しでも触れていただきたいと思います」などとあいさつ。
続いて、来賓の津谷和暁市民生活部長が「消費者の会の皆さんが取り組んでいる事業は、消費者力を向上するという点や消費者の声を社会へ反映させる点でも、重要な役割を担っていると期待しています。この交流会が今後の活動に対して有意義なものであることを祈念します」などと津谷市長のメッセージを代読。
講演会では、坊沢営農組合の長崎克彦代表が「坊沢のとうふについて」と題して、圃場整備から転作大豆の栽培、農事組合法人の立ち上げ、製造した豆腐の販路拡大などについて講演。長崎代表は「転作大豆に付加価値を付けるため、豆腐の製造を始めた。坊沢のとうふは、防腐剤を一切使っていない。防腐剤を使うと豆の香りも味も落ちる。地元産の大豆を地元の人に安心して食べてもらいたいというのが大きな目的のひとつ」などと、坊沢のとうふを紹介していました。
この後参加者は、坊沢のとうふを試食しながらの昼食会を挟み、場所を移動して市文化会館に展示されている伊勢堂岱遺跡の展示品の見学や、秋田八丈を作っている「ことむ工房」の見学を通じて消費者の会の交流を深めました。
(2010.7.17)