2010年07月28日
コンテンツ番号5375
北秋田市食育ジュニア
小学1年生が食育の大切さを学ぶ「北秋田市食育ジュニア」が 7月28日(水)、森吉保健センターで行われ、児童らがいろいろな野菜を手に取って触ったり、調理実習などを通して食の大切さについて理解を深めました。
食育ジュニアは、食育推進事業の一環として、食の豊かな現代社会において幼少時から食に関わり、楽しい体験活動を通して食に関心を持つことでよりよい食習慣の定着を図り、健康な体づくりを支援することを目的に市内の小学1年生を対象に行われています。
この日は、児童14名(米内沢小12名、前田小2名)が参加しました。オリエンテーションでは、日程を確認し、一人ひとりが大きな声で自己紹介。職員や指導員らも自己紹介し、交流が始まりました。
続いて、地元生産者のお話では森吉生活研究グループの清水倶子(ともこ)さんが講師となり、清水さんが収穫したじゃがいも・長芋・ゴーヤ・ピーマンなど約20種類の野菜や野菜の種を持参し、児童に野菜の名前などを答えてもらいながら、野菜を手にとって触らせたり、匂いを嗅がせたりしながら、野菜の特徴などを説明しました。
児童からは「とうもろこしの種は、なぜ食べるとうもろこしの実と違うのですか」と質問。清水さんは、赤色のとうもろこしの種を見せながら「種は、とうもろこしの実を乾燥させて、虫がつかないように薬をつけているので、しわしわで赤い色になっている」などとわかりやすく児童に説明していました。
このあとの調理実習では、児童らはエプロンと三角巾を身にまとい3グループに分かれてクッキングをスタート。今日のメニューは「お星さまカレー」「シーザーサラダ」「フルーツラッシー」の3種類。指導員の方々が児童に包丁の持ち方や調理器具の使い方などを説明し、隣りで安全を見守りながら進められました。
最初は、カレーに入れるじゃがいもや人参の皮むきをピーラー(野菜・果物の皮むきに使う調理器具)を使って行いました。児童らは、野菜の皮がむけると「きれいになったね」などと友だちと話しながら、慎重に作業していました。また、皮をむいたじゃがいもや人参を切り方を教えてもらいながら、型枠を使ってきれいな星型に切り抜きました。
カレーが出来るまでの時間は、秋田大学看護学部から実習に来ている大学生4人がスギッチの食育紙芝居「朝ごはんをしっかりね」を読み聞かせ、お米や野菜の地産地消や朝ごはんの大切さについて、やさしく語りかけました。
食事の前には、レタスをを一口大にちぎり、丸いミニトマトを慎重に切って、ポテトチップスをまぶしたサラダの盛り付けもしました。児童らが調理した野菜で作った「お星さまカレー」が各テーブルに運ばれると、「これ私が切った人参だ」などと興味津々。元気な声で「いただきます」とあいさつして、美味しそうに食事を楽しんでいました。
昼食のあとは、大豆を箸でつかんで移動する「豆つかみゲーム」や「食育かるた」で楽しみながら食育について理解を深めました。
「食育ジュニア」はこのあと、7月30日に阿仁文化センター、8月4日に合川保健センター、8月5日に北秋田市保健センターでそれぞれ開催されるほか、入園前の幼児と保護者を対象とした「にじ色リボン(食育キッズ)」も予定されています。
(2010.7.28)