2010年07月31日
コンテンツ番号7708
2010あきた水と緑の森林祭
あきた水と緑の森林祭が行われました。
「未来へ引き継ごうあきたの水と緑を」をテーマに2010あきた水と緑の森林祭が7月31日(土)、県立北欧の杜公園で開催され、関連イベントや森づくり活動、講演会などに市内外から大勢の人が参加しました。
あきた水と緑の森林祭は、秋田県の豊かな「水と緑」を保全・創造し、未来へ継承していくために制定された「水と緑の条例」及び「秋田県水と緑の森づくり税」の普及啓発を図り、一層の県民運動の展開と県民参加の森づくりの推進を目的に、秋田県、北秋田市、(社)秋田県緑化推進委員会が主催するイベントです。
午前10時、記念式典が第59回全国植樹祭で天皇皇后両陛下をお迎えした、同公園内の「お野立所」前をメイン会場として行われました。綴子の大太鼓の演奏でオープニング。上町の皆さんが公園にいっぱいに響き渡る太鼓を打ち鳴らしたあと、主催者を代表して中野節副知事が「21世紀は環境の時代とも言われています。身近な自然や地球規模での環境保全に果たすが森林の大切さがあらためて見直されています。本日の森林祭が森林を守り育てる活動の輪を一層広げ、森づくりに対する県民の意識が一段と高まる契機となれば」などとあいさつしました。
続いて、津谷市長が「北秋田市も8割以上が森林を占め、古くから市民の方が親しんできました。後世の方々のために豊かな森林資源を残し、適切な活用をしていくために一層の森づくりにつとめていきたい」などと歓迎のことばを述べました。
この後、水と緑の県民運動の表彰式では、植樹活動や緑化コンクールなど水と緑の県民運動に尽力した団体や学校などに、県知事賞などが代表者のみなさんに贈られました。
【県知事表彰】
- 水と緑貢献賞 NPO法人冒険の鍵クーン(北秋田市)/雄勝漁業協同組合(雄勝町)
- 県産木材利用推進功労者 古河林業株式会社(東京都)
学校関係緑化コンクール 北秋田市立鷹巣南小学校/三種町立湖北小学校/秋田市立旭北小学校/大仙市立太田中学校
【東北森林管理局長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 湯沢市立秋ノ宮小学校/県立比内養護学校/三種町立浜口小学校/由利本荘市立新山小学校/横手市立旭小学校
【県教育委員会教育長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 八峰町立水沢小学校/県立比内養護学校鹿角分校/県立比内養護学校たかのす分校/県立能代養護学校/由利本荘市立由利小学校
【県緑化推進委員会会長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 能代市立常盤中学校/鹿角市立大湯小学校/秋田市立飯島南小学校/由利本荘市立出羽中学校/県立大曲養護学校
【県森林組合連合会会長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 能代市立鶴形小学校/北秋田市立合川東小学校/能代市立常盤中学校/八郎潟町立八郎潟小学校
【県林業改良普及協会会長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 鹿角市立平元小学校/能代市立竹生小学校/三種町立八竜中学校/秋田市立金足東小学校
【県花いっぱい運動の会会長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 鹿角市立花輪第二中学校/北秋田市立大阿仁小学校/八峰町立塙川小学校/潟上市立羽城中学校
【県山林種苗協同組合理事長表彰】
- 学校関係緑化コンクール 三種町立下岩川小学校/県立養護学校天王みどり学園/横手市立雄物川中学校
続いて、企業による水と緑の森づくり感謝状が、(社)秋田県トラック協会の植栽などの活動が評価され同社に贈られました。
緑の募金贈呈式では、秋田プライウッド(株)から県緑化推進委員会に県の緑化活動60周年を記念して特別募金が贈呈されました。
記念式典に最後に、鷹巣南小学校6年の山田宗一郎くんと石田千保子さんが「森はきれいな空気、水をつくってくれます。森で生まれた水の流れはたくさんの命を育てながら川となって流れ、海に注ぎます。ふるさとには豊かで美しい森と川があります。このふるさと秋田の水と緑は私たちにとって大切なもの。そして未来でも大切なもの。美しい森や川、海を守り育て、未来に引き継いでいくため、これからも森づくり活動を続けていきます」などとメッセージを朗読し、豊かな秋田の水と緑を未来へ引き継ぐことを誓いました。
式典の後、参加者約350人が、全国植樹祭で植樹した苗木の下刈りや、雑草を押さえる効果のある木製チップを苗木の周りに敷き詰めるなど、森づくり活動で心地よい汗を流しました。森づくり活動のあと、参加者には、バケツや移植ベラがプレゼントされました。
このあと、ふれあいフェアとしてメイン会場のお野立所前では、綴子の大太鼓の演奏や超神ネイガーショー、間伐材アルプホルンの演奏などが行われ、来場者のみなさんから、盛んな拍手が贈られていました。
また、午後1時から同公園内のパークセンターで森づくりフォーラムが開かれ、「地球環境のバロメーター〜南極からみる森・水・緑〜」と題し、本吉洋一国立極地研究所教授、中山由美朝日新聞東京本社科学医療グループ記者、安藤伸一秋田魁新報報道部記者がそれぞれ第51次南極観測隊に参加した体験などを交えた講演と意見交換が行われました。
(2010.7.31)