2010年06月16日
コンテンツ番号2608
ピカピカ歯っぴー教室
ピカピカ歯っぴー教室が6月16日(水)、北秋田市保健センターで市内の1歳児と保護者が参加して開かれ、幼少期の食育や歯みがきの大切さついて理解を深めました。
同教室は、1歳から1歳1カ月の子どもとその親を対象とし、歯が生えてきた時期から、口腔に関心をもち口腔機能の向上と、う歯予防を行い健全な発達を支援するために行われているものです。
この日は、1歳児28人とその保護者が参加。はじめに赤ちゃんの萌出歯の本数確認が行われ、待ち合いの時間には、図書館ボランティアたまてばこの皆さんから絵本をプレゼントされ、子どもたちにやさしく絵本を読み聞かせました。
また、栄養士からは離乳食の卒業から幼児食への移行にあたり、一口食の練習や手づかみ食べの推進、おやつの与え方などを説明し、幼児期の食育の大切さについて理解を深めました
このあと、小松直子・市立阿仁診療所歯科医師が「歯みがきレッスン〜歯が生えてきたら編」と題し講話。
小松医師は「虫歯は、菌、糖、口の中の状態、時間の4つの要素が重なり引き起こされる。虫歯菌は口腔常在菌のひとつでなくすことはできない。歯みがきなどをして、菌を少なくすることを心掛けてほしい。甘いものを食べなければ虫歯にならないわけではない。糖は脳の発達にも大切な栄養素。食べたあとに、うがいや歯磨きで、口の中をこまめにきれいにすることが大切」として、「赤ちゃんは、口の中の手入れをすると嫌がると思うが、歯が生えたということは、虫歯になる可能性あるという認識をもって、食べたあとの習慣にして必ず歯の手入れをしてあげてほしい」などと幼少期からの歯磨きの習慣づけの大切さを伝えました。
講話のあと、歯みがきの実技指導も行われ、保護者は医師や歯科衛生士から、歯をガーゼで拭いて虫歯を予防する方法の指導を受けて、わが子に声をかけながら、生えたばかりの小さい歯をやさしく磨いていました。
萌出歯(ほうしゅつし)
歯肉を破って出てきた歯。 乳歯は生後6ヵ月後頃に萌出が始まります。 乳歯の萌出時期の個人差は約1〜2ヶ月。 永久歯の萌出5〜6歳ごろから始まります。 これも個人差があり、1〜2年の差があります。
(2010.6.16)