2010年06月19日
コンテンツ番号2589
大綱引き大会2010
若い力で商店街を活性化した大綱引き大会(19日、鷹巣駅前通り・銀座通り)
大綱引き大会2010(伊藤公夫・大会実行委員長)が6月19日(土)、鷹巣駅前通り、銀座通りで生徒や市民ら約320人が参加して開かれ、歩行者天国となった商店街では、若者の歓声が響きわたりました。
同大会は、今回が9回目の開催。平成13年から県立鷹巣農林高校(佐藤英樹校長)の生徒会(岩本大幸生徒会長)が中心がなり、「地域の活性化を若者の力で」をスローガンに始まったものです。
昨年は、創立100周年記念事業があったため、開催が見送られましたが「地域の商店街の活性化のためには実施を」、「農林高校として最後の大会を実施したい」などの声に応えて開催が計画されました。また、高校統合後の大会のあり方を含め、関係機関と連携し、地域の商店街と高校生が協力して実施するイベントに定着するよう実行委員会を設立して準備を進めてきました。また、農林高校のほか、来年統合となる鷹巣高校や合川高校、米内沢高校もチームを作り、生徒やPTA会員らが出場するほか、市役所やJA、商工会や商店街も出場しました。
大会は、男子16チーム、女子5チームが参加。1チーム15人で構成し、1試合1分で行われ、男子は4ブロックに分かれて予選リーグ(1回勝負)を実施。各ブロック1位が決勝トーナメント(2本先取)に進み優勝を競います。また、女子は総当たりのリーグ戦で順位を競います。
開会式で、伊藤実行委員長は「郊外にショッピングセンターができ、北秋中央病院も市民病院に移り、商店街は寂しくなったと言われる。皆さんのような若い力が集まると地域全体が元気になる。若い人たちのアイティアもどんどん取り入れて、新たしい商店街のかたちを目指したい」などとあいさつ。
岩本生徒会長は「たくさんの人たちの協力のおかげで、開催を迎えることができた。農林高校としては、最後の大綱引き大会となるが、今日一日ここに活気あふれる商店街をつくっていきましょう」と意気込みを語りました。
各高校生チームは、揃いのオリジナルTシャツで団結力をあらわして試合に臨みました。男子予選リーグでは、高校生チームが社会人のチームに勝利するなど多いに盛り上がりました。決勝トーナメントには、農林高校PTAチーム、農林高校農業科学科Aチーム、JA鷹巣チーム、農林高校森林環境科Aチームが勝ち上がりました。
また、女子リーグ戦では、JA鷹巣町チームが各高校生チームに全勝し、優勝を飾りました。
決勝の前には、農林高校生徒会が企画した「おにぎりビッタリにぎりましょう」が行われました。それぞれ決められた具とグラム数に合わせておにぎりをにぎり、重さの差を競うもの。決められた重さとピッタリのおにぎりをにぎる生徒もいて、会場はお昼時の和やかな雰囲気に包まれました。
決勝トーナメントでは、JA鷹巣チームと農林PTAチームがともに農林高校チームを圧倒し、決勝に進みました。決勝戦は、農林PTAチームが2本先取し、予選リーグからの激戦を制しました。
大会が行われた、鷹巣駅前通り・銀座通りでは、軽トラック市やフリーマーケットも開かれ、大綱引き大会の応援に訪れた市民らが、季節の花や山菜などを買い求めていました。
(2010.6.19)