2010年06月20日
コンテンツ番号2583
笑学校イン北秋田市民病院
笑学校(しょうがっこう)イン北秋田市民病院が6月20日、同病院のエントランスホールで開かれ、入院患者や市民ら約150人が様々な漫談を楽しみました。
笑学校は、秋田県内全体に笑いを広めようと、日本笑い学会東北支部秋田県人会(幹事=人星亭喜楽駄朗じんせいていきらくだろう)が主催する無料のお笑いイベントで、会員が身近な話や体験をおもしろおかしい漫談として披露します。最近では、男鹿市の男鹿みなと市民病院や仙北市の角館総合病院などでも開催され、今回の北秋田市民病院での開催で13回を数えます。
はじめに、司会を務める元アナウンサーのアフター・バスさんが、「ようこそ笑いの学校、笑学校へ。笑うことは健康にいいと多くのお医者さんが実証していますので、今日はとにかく笑って帰っていただきたい」などと開校の言葉。
続いて、人星亭喜楽駄朗・笑学校校長が「わっはっはっはー、わっはっはっはー、わっはっはっはー」と3回大きな笑い声を出してすぐ降壇。司会が「はい、校長先生のあいさつでした。校長先生は楽だね。喜楽駄朗先生だもの」と笑いを誘い、「さあ、皆さん授業の始まりです。多いに笑っていただきましょう」と述べ、笑いの授業に入りました。
最初の授業、保健「クリニック漫談」は、秋田市で開業医をする南々亭骨太(なんなんていこった)先生が担当。披露した漫談のひとつは、自分の医院でのある出来事。予約通りにきちっと通院するヨネさん(仮名)が、ある予約の日に病院へ来ませんでした。あのヨネさんが予約した日に来ないのでどうしたのかと心配していたら、3日後げっそりとした顔で病院へ来ました。予約の日に何かあったのかと訪ねたら、「いやー先生、具合が悪くて病院に来られなかったのよ」と話したヨネさん。具合の悪い人が来るのが病院なのに、という漫談。白衣を着た南々亭骨太先生は、漫談を披露するごとに"南々亭骨太"と白衣の中に縫い付けている文字を広げ「な、なんてこったー」と言って、笑いを誘っていました。
この後、5人の先生がそれぞれ、道徳「ものまね漫談」、社会「バラエティー漫談」、音楽「秋田弁シャンソン」、国語「歌謡漫談」、総合学習「アカデミック漫談」と題して、15分から20分の漫談として披露。歌やものまねを交えたゆかいな漫談に、終始会場は笑いに包まれていました。(→動画1/→2/→3)
最後に、参加者全員で立ち上がり、大声で「わっはっはっはー」と笑いながら手を上げて伸びる「大笑い体操」を3回して閉校しました。
日本笑い学会(会長=井上宏・関西大学名誉教授)
平成6年に設立した団体で、「笑いとユーモア」に関する総合的研究を行ない、笑いに対する認識を深め、笑いの文化的発展に寄与することを目的に掲げ、北は北海道から南は九州・沖縄まで16支部、約1100人が会員として登録しています。同学会は、大学教員、医師、歯科医、看護婦、高校教員、小学校教員、公務員、アナウンサー、テレビプロデューサー、新聞記者、評論家、作家、お笑いタレント、僧侶、弁護士、カウンセラー、会社役員、会社員、主婦、学生など様々な職種の会員によって構成されています。
今回の出演者が加入している同学会東北支部には50人、うち、秋田県人会には13人が所属しています。 笑い学会は、入会自由。興味のある方は、日本笑い学会東北支部秋田県人会幹事の人星亭喜楽駄朗さん(090-5232-8009)まで。
(2010.6.20)