2010年06月28日
コンテンツ番号2562
津谷市長定例記者会見
津谷市長による定例記者会見が6月28日(月)、市役所で開かれ、6月定例会の報告と今後の施策などについて会見しました。
津谷市長は、会見で6月定例会については「議案23件については、1議案が賛成多数、他はいずれも、全会一致で原案のとおり可決いただいた。追加提案した同意案件5件については、阿仁合財産区と大阿仁財産区の管理委員、そして人権擁護委員候補者の3件については同意をいただけたが、北秋田市監査委員と北秋田市米内沢財産区管理委員は同意していただけず、大変残念に思っている。補正予算の特徴は、一般質問でも多く取り上げられた市民病院のアクセス関連予算や子宮頸がん、乳がん対策、口蹄疫対策等の予算が計上されており、懸案事項の解決、住民要望の実現に向け前進できるものと考えている」などと報告しました。
7月7日から9日の日程での中国(大連市・普蘭店市)訪問について「中国遼寧省大連市で開催される秋田県立営農大学校留学生同窓会(1982年から1992年まで研修した中国留学生の同窓会)に案内をいただいていた。県関係者などからの情報や、普蘭店市側から交流についての話があったことなどから、中国普蘭店市との交流については関心を持っており、大連市での同窓会に出席しながら、普蘭店市との交流について現地を訪問し、その実現の可能性について調査をしたい」、秋田大学北秋田分校準備のための職員の派遣については「10月開校に向け、7月1日から3ヶ月、職員1名を準備・研修のため秋田大学に派遣する。公開講座の開催や学生と住民との交流事業など具体的な活動に結び付けたい」、大館能代空港大阪便廃止について「大阪便の来年1月廃止が決定し、空港所在市として非常に残念である。同空港発着便の廃止は、現段階で当市が高速交通体系の空白地帯になることにも直結するため、大変な危機感を持っている。いろいろな機会をとらえ、内陸線や空港の利用促進については挨拶の中でも触れてきているが、今後開催される行政懇談会等でも市民に直接空港利用を呼び掛けていきたいと考えており、空港建設に向けて一体となったあの時のように、機運をもう一度盛り上げていくよう取り組んでいきたい」、企業誘致について「阿仁萱草工業団地の秋田工業株式会社が阿仁第二工場を建設することが決定し、ふるさと融資資金貸付金の予算計上をしました。隣接に鉄骨造、延床面積約1,496の工場を建設し、将来的に新規雇用として10名程度を予定している。雇用の拡大と地域の経済の活性化にとってもありがたいし、市としても積極的に支援していきたい」などと今後の施策について述べました。
質疑応答では、空港の取組に対し「まずは羽田便の搭乗率を上げて、同時並行的に大阪便にも取り組みたい。秋田空港から東京への運賃体系など高速道路の無料化についても対応できるものがないと厳しいものがある。県や大館能代空港利用促進協議会との連携を密にしなが取り組みたい」などと質問に答えました。
(2010.6.28)