2010年05月03日
コンテンツ番号2509
森吉山山開き
好天に恵まれた連休中盤の5月3日(月)、夏山シーズンの幕開けを前に、森吉山山開きが現地で行なわれました。
森吉山は、市中央南部に位置する標高1454メートルの独立峰。山頂からの眺望は四方に開け、天候に恵まれれば遠くは八甲田の峰々や岩木山など隣県の名山をも望むことができます。山腹はブナ林、標高1,000mから山頂部まではアオモリトドマツの原生林が広がり、「花の百名山」として初夏から秋にかけて約300種類ともいわれる高山植物が咲き誇ります。
この日は、山開きをまちに待った県内外からの登山愛好者ら約150人が参加し、思いおもいのペースで春山登山を満喫しました。今年は寒さの影響か、まだ雪が多く残っており、登り口のこめつが山荘までは車で行けない状況でしたが、参加者らは午前8時30分に集合し、受付を済ませると、登山ルートになっている旧森吉スキー場ゲレンデの残雪を踏みしめながら一ノ腰(標高1,264m)、を経て森吉神社までの約4キロを各自のペースで登りました。
午前11時から森吉神社で行われた安全祈願の神事に参加し藤本正義宮司による祝詞のあと、全員が神社に礼拝し今年1年の無事故と安全を祈願しました。
このあと柴田栄則商工観光課長が「森吉山は知名度も上がってきており、豊かな自然を求めて多くの方々が訪れています。環境保全や整備については関係団体と協議しながら進めてきたが、避難小屋にはバイオトイレも設置になりました。森吉山を中心とした山麓一帯の多様な自然環境の保全と安全確保に努めてまいります」などとあいさつしました。
来賓祝辞等の後、参加者は神社に隣接する森吉神社避難小屋で食をとり、山頂に向かう人、山スキーを楽しまれる人などそれぞれ春山を楽しんでいました。
森吉山登山ガイド
山開きの行われた『様田コース』をご紹介します。
山頂へは、8ルートありますが、5合目付近の「こめつが山荘」まで車で行ける『様田コース』は、7合目の一ノ腰、前岳・森吉神社を経由して山頂を目指すコースで、子どもや年配者が比較的気軽に登れると人気があります。 登り口のこめつが山荘は、このコースの登山ベースとなります。
このコースの他にも『阿仁ブナ帯コース』『奥森吉ヒバクラコース』などの人気コースがありますので、
詳しくは北秋田市商工観光課(TEL 0186-72-5243)観光案内所四季美館(TEL 0186-75-3188)へお問い合わせください。
(2010.5.3)