2019年03月18日
コンテンツ番号3033
優良事例として新規領域開発賞を受賞
農林漁業者の6次産業化に係る優れた取り組みをたたえる6次産業化アワード(平成30年度6次産業化優良事例表彰)で奨励賞の新規領域開発賞を受賞したしらかみファーマーズ(小林郷司代表取締役)が、3月18日(月)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞の喜びを報告しました。
6次産業化とは、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取り組みのことです。
同アワードは、6次産業化の普及を目指し、農林水産省の補助事業として創設され、6次産業化推進協議会が主催しています。平成30年度は、全国72件の応募の中から、農林水産大臣賞1件、食糧産業局長賞4件、奨励賞10件の優良事例が選ばれました。
しらかみファーマーズは、2011年に市内建設業者3社が雇用維持や地域活性化の目的で法人を設立。ニンニクや大根を作付けし、生産したものを黒ニンニクやいぶりがっこに加工し販売しています。
この日は、しらかみファーマーズの小林代表取締役、九島平悦さん、薄井忠尚さんの3人が訪れ「県農業公社や日本政策金融公庫、秋田県信用組合などに推薦していただき、今回の受賞に至った。ニンニクの生産能力は大幅に向上しているが、販路拡大と人出不足が今後の課題であるため、克服に向けて頑張りたい」などと受賞を報告するとともに今後の意欲を述べました。
津谷市長は「建設分野の方々が共同で農業にチャレンジし、このような賞を受賞したことは素晴らしいこと。農業の人手が不足している中、通年で雇用できる環境が芽生えていることは、皆さんの働きが大きい。農業に参画する人が増えると地域経済の向上につながるため、これからも頑張ってもらいたい」などと受賞をたたえました。