2010年05月24日
コンテンツ番号2284
北秋田地域振興局と北秋田市の意見交換会
県と北秋田市が行政課題の解決を図ることを目的とした「北秋田地域振興局と北秋田市の意見交換会」が5月24日(月)、市交流センターで開かれ、内陸線や空港利用促進、農業振興など多岐にわたって意見を交換しました。
意見交換会は、合併後の平成17年度から毎年開かれているもので、今年で6回目の開催。北秋田地域振興局からは、川原局長ほか総務企画部、県税部、農林部、鷹巣阿仁福祉環境部など各部・機関の部長及び所長、担当者など。北秋田市からは、津谷永光市長、佐藤唯直副市長ほか各部長、局長、担当者など合わせて29人が出席しました。
津谷市長、川原局長のあいさつのあと、市及び地域振興局から、事前に出された依頼事項に対する回答をそれぞれ述べ、さらに質疑や要望を交換し合うかたちで会議が始まりました。
地域振興局から市への依頼事項は、大館能代空港の利用促進緊急雇用対策創出臨時対策基金の活用内陸線の利用促進耕作放棄地対策集落営農組織の法人化の促進と経営安定融合と成長の新農林水産ビジネス創出戦略など10項目。
これに対し、市からは市長及び各担当部長が回答。市民の関心を高めることを検討し、企業の利活用を高めるため、利用促進協議会の取り組みを補完していきたい新たに創設された2事業については、市も力を入れていきたい分野。積極的に事業を活用していきたい通勤・通学の利用促進を進めるとともに、周遊する観光ルートを念頭においた広域連携を推進したい農地の再生を最重要とし、解消にむけて関係機関と連携し取り組みを推進したい関係機関と協力のもと、市も可能な限り支援していきたい。今後も効率的組織運営が図られるよう支援していきたい豊かな観光資源に地域の味を融合させて農商工観連携事業として推進していきたいなどと述べました。
一方、北秋田市からは県への要望事項は 市民病院への常勤医師の派遣 阿仁ゴンドラ運行と維持管理県道大館鷹巣線の整備延伸県道矢坂糠沢線の整備促進主要地方道鷹巣川井堂川線の整備促進国道285号線の整備促進と現道にかかる地区要望国道105号線の整備促進阿仁川災害復旧助成事業八幡橋架け替えの通学等の安全確保小中学校の障害児支援の9項目を要望しました。
これに対し、北秋田地域振興局の各担当部局長が回答。県医師確保対策室では、来年度配置可能な医師は11名程度。各医療機関からの要望に応じきれない。各病院の医師数・患者数、周辺医療機関の状況等を勘案して配置を進めていきたい重要な観光施設と位置付けており、NPOが主体となって運営している理想的な状況。内陸線活性化本部とも連携して、取り組みを進めていきたい交通量などから勘案すると大規模な改良は無理。安全確保対策の改良を進めていきたい一部交通不能区間があるが、地質が悪く大規模な工事が必要となることから事業化は困難。田沢地区までの用地買収を進めていきたい杉山田地区に狭あいな区間があることは認識している。国道285号線側から用地買収を進めている。進捗等の状況を見ながら、事業化を要望したい用地買収を進めている。大規模な橋梁やトンネルがあることから大規模な工事になる。早期に進めていきたい必要性は認識している。ほかの事業の進捗を見ながら要望していきたい安全確保に努めるとともに、関係機関との連携を密にし進めたい要望が多い事業。国に対して予算確保等を働きかけていきたいなどと答えました。