2010年05月31日
コンテンツ番号2172
平成22年度森吉大学開講式
高齢者の生涯学習講座「森吉大学」(渡辺美喜夫学長)の開講式が5月31日(月)、森吉コミュニティセンターで開かれ、大学生たちの学習活動が始まりました。
北秋田市では、各地区で「高鷹大学」「合川ことぶき大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。
森吉大学は、「新たな生きがいに挑戦してみよう」をテーマに毎年実施されているもので55歳以上の方を対象に、市教育委員会が開設しています。今年度の受講者数は新たに8名が入学し119名で、年6回の研修や講座が予定されています。全6回出席の方には皆勤賞、4回以上出席の方には修了賞が授与されます。
開講式ではじめに受講生全員が地元成田為三氏の作曲した秋田県民歌を斉唱。続いて渡辺学長から「人は生涯にわたり発達すると言われています。この発達を促す学習が生涯学習であります。学習は生活の幅を広げ、豊かにし、学び続け学習の輪を広げることが生きる支えとなり、老後の支える力となります。みなさんがこの1年間無理なく楽しく仲間と語り合い、励まし合いながら閉講式を向かえていただきたい」などとあいさつがありました。
続いて来賓として斎藤彦志生涯学習課長が「森吉大学は長い歴史を刻んでいる高齢者の学びの殿堂であります。人生が豊かでありながらさらに学ぶという意識に敬意を表ます。大いに笑って交流し、自分の時間を有効に活用しながら楽しく勉学に努めてください」と祝辞を述べました。その後、10人の運営委員が紹介され、受講生を代表し森澤由子さんが「生きがいと健康、仲間作りにつながるためみんなと協力、助け合い、今後の暮らしを充実させるために多く出席し挑戦ます」と誓いのことばを述べました。
開講式終了後、秋田県総合食品研究センター醸造試験場主席研究員高橋慶太郎氏を講師に「白神山地原生林のお宝微生物微生物パワーの奇跡」を演題とした講演行われました。受講生たちは、8千年以上手つかずのブナ原生林からできた白神こだま酵母菌などの説明について熱心に耳を傾けていました。
平成22年度の活動計画では移動研修(7月、9月)、学習会(11月)、高齢者大学合同講座(2月)、閉講式(3月)などを予定していますが、今後運営委員を中心に多彩な学習が展開されます。