2010年04月01日
コンテンツ番号2157
自衛隊の協力でスムースに患者輸送
北秋中央病院の入院患者を市民病院へ
北秋中央病院から北秋田市民病院への入院患者の輸送作業。
北秋田市民病院開院に伴う北秋中央病院から市民病院への入院患者輸送が4月1日(木)行われ、患者約80人が自衛隊と市消防本部の救急車で市民病院に移動しました。市では、北秋中央病院の機能を市民病院に移すため、患者輸送について陸上自衛隊第9師団(林一也師団長)に協力を求めたところ理解を得て3月19日、協力協定を締結しこの日の輸送業務となったものです。
師団側は輸送支援隊約60名を派遣し、救急車6台ほか小型トラック5台、マイクロバス2台の車両をピストン運行させ輸送業務にあたりました。また、消防本部は高規格救急車2台を出動させました。輸送した患者数は自衛隊、消防本部合わせ約80人。
病院前で行われた開始式では神谷院長が自衛隊員の協力にあらためて感謝し午前8時から輸送作業が始まりました。病院スタッフが玄関ホールまでベッドを移動させ、比較的軽度の患者については自衛隊が、高規格救急車の機能が必要な重度の患者を消防本部が担当。隊員はベッドから担架に患者を移し、横になったまま4人が乗車できる車両に移しました。
病院職員や自衛隊員はベッドの患者が不安にならないよう声をかけながら作業を進めました。救急車では振動で患者に負担がかからないようベルトでしっかりと固定し、車を発進させるとゆっくりとしたスピードで商店街の中心部から中岱橋を通って市民病院へ移動しました。
市民病院に到着後も最新の注意を払いながら患者を下ろし、病院職員に引き継ぎました。入院患者の輸送は1日一日で終了し、4日まで引越し作業を行い5日から外来診療が始まります。