2010年04月02日
コンテンツ番号2137
次は世界選手権に向けて
バンクーバーで活躍の高橋・小林両選手
この2月開かれた冬季バンクーバー五輪ノルディック複合競技で活躍した北秋田市出身の高橋大斗選手(29)=阿仁中―鷹巣農林−北海道東海大出、土屋ホーム=、小林範仁両選手(27)=阿仁中―花輪高−日大出、東京美装=が4月2日(金)、市役所を訪れ津谷市長に競技の結果やオリンピック大会に臨んだ心境などを報告しました。
両選手は、同じ北秋田市出身の湊祐介選手とともに日本代表としてオリンピックに出場、ノーマルヒル個人戦(日本時間15日)、団体戦(24日)、ラージヒル個人(26日)に挑みました。高橋選手はノーマルヒル個人戦と団体戦、小林選手は3種目に出場、ノーマルヒルでは小林選手が得意のクロスカントリーで一時トップに躍り出るなど見せ場を作り7位入賞、高橋選手が27位と健闘しました。
また、団体戦では、高橋選手が前半ジャンプで136.50mの大ジャンプを見せ、小林選手もクロスカントリーでアンカーとして先行する選手を追走、日本応援団を湧かせ、メダル獲得はならなかったものの見事6位入賞を果たしました。ラージヒルでは湊選手が26位、小林選手は27位でした。
報告では、高橋選手が「オリンピックは最大の目標。結果だけを見ると少し心残りだが、今まで苦労した分の成果は出し切れたと思う。今回のオリンピックはストレスもなく精神的に安定していた。団体戦では、前半ジャンプでもう少し期待できる位置に付けたかった」、小林選手は「特にノーマルヒルでは見せ場を作れたので満足している。団体戦ではメダルを取れなかったのは残念」と振り返りました。
また、「今回も市民、県民の皆さんから大きな応援を受け励みになった。オリンピックは最大の目標。選手生活を続けるか迷った時期もあったが、今はトップを目指すことを決めすでに動き出している(高橋選手)」「日本チームはとてもいい雰囲気。ムードを盛り上げ世界選手権に合わせて力を付けていきたい。ぼく自身もがんばりたい(小林選手)」と抱負を述べていました。
津谷市長は、「複合の3選手、バイアスロンの鈴木さんなど4人もの市出身選手がオリンピックで活躍してくれたことは市や市民にとって大きな誇り。市民もテレビを見て精一杯の声援をバンクーバーに送った。北秋田市は厳しい課題も抱えているが、そんな中で皆さんの活躍は明るい話題として市民を元気づけてくれた。ぜひこれからも夢を与えてほしい」と、活躍を称えました。
2人はこの後県庁で佐竹知事に報告した後阿仁の実家で両親らと過ごし、5日、自宅のある札幌に戻る予定です。