2010年04月04日
コンテンツ番号2127
火災多発期に備え、消防団による一斉放水訓練
春の火災予防運動「消防一斉放水訓練」
北秋田市消防団(鈴木由太郎消防団長)と婦人消防隊による一斉放水訓練が4月4日、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、制服姿の団員たちが有事に備えきびきびとした動きで訓練に臨みました。
この訓練は、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や知識と技術の向上を図る目的で実施されているもので、全国的に展開されている春の火災予防運動の時期に合わせて行われています。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が吉田堤の4カ所。
このうち上杉農村運動公園で行われた合川分団(分団長=金田咲美市消防団副団長)の訓練は、消防団5分団計108人及び消防本部職員が参加。団員らは、肌寒い早朝の訓練にもかかわらず、公園横の水路にポンプ車や小型動力ポンプを設置、午前8時30分、一斉放水開始の合図とともに、公園の中央部に向かって水のアーチが連なりました。
閉会式では、統監役を務めた津谷市長が、「団員のきびきびした操作、これまでの訓練の裏付けを見せるようなすばらしい対応で、心強く思います。火災のみならず、風水害をはじめあらゆる災害から市民の生命と財産を守るため、日夜努力されていることに感謝します。皆さんは、日々の仕事もありますが、火災予防、火の用心という基本を市民の方々へ植え付けていただけるよう、そして、この地域から火災や災害が1件でも起こらないよう、努力することを願います」などとあいさつ。
続いて、金田副団長が、「今日から春の火災予防運動が始まりますが、この地区からは火事を出さない、出させない、それを全団員が協力し合って、火災防止に努めるよう願います」と訓辞しました。
まだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く、また空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。