2010年04月06日
コンテンツ番号2114
水彩画集「秋田内陸線沿線スケッチ」を発刊
水彩画家の田村まさよしさん
水彩画集「秋田内陸線沿線スケッチ」を発刊した、水彩画家の田村まさよしさんが4月6日、市役所を訪れ、津谷市長に発刊を報告、市に同画集3冊を寄贈しました。
田村まさよしさん(本名:田村正義さん)は、昭和20年大館市生まれ。現在は青森県三戸町に在住し、水彩画家として活躍しています。主な作品として、「青い森信用金庫カレンダー原画」、「はちのへ水彩画集」、「画集 青い森鉄道1」、「三内丸山遺跡絵はがき」などを手掛けています。
今回の画集は、秋田内陸線の各駅舎や沿線風景などを水彩画で描き、それに文章を加え、画文集として発刊したもので、69枚の水彩画が収められた全70ページの画集です。この画集に収めた水彩画の制作期間は、平成16年から20年までの4年間。2ヶ月に1回程度、同沿線を訪れて、内陸線を取り囲む紅葉や原風景を収めてきたものです。この画文集は、平成19年から21年まで「北鹿新聞」へ連載されています。
田村さんは「画集となれば、文章はほとんど書かないのが通常ですが、内陸線は心引かれる場所が多く足を運んでいる内に好きなり、絵だけではなく文章を添えて少しでも良さを伝えたいと思い、画文集にした。特に12段トンネルの紅葉は、とても素晴らしく、紅葉が山を駆け上っていく様な感じがした。また、萱草の大橋は、内陸線が雲の上を走っているような感じで、絵だけでは伝えられない思いを言葉で、ここはすごい所だぞと伝えたかった」などと画集の内容を説明し、「皆さんにこの画文集を携えて内陸線沿線の旅を楽しんでいただければ」と述べていました。
発刊に対し、津谷市長は「内陸線沿線の風景を取り上げていただき、ありがとうございました。田村さんが描く内陸線の沿線は、絵はがきとか写真に使われるような風景ばかりではなく、写真で撮らないような普段の駅舎の姿や、地元の人が見慣れている風景など、沿線の素朴な魅力なども紹介され、内陸線と北秋田市のPRにもなります」とお礼を述べました。
■水彩画「秋田内陸線沿線スケッチ」は、4月10日から販売予定
販売場所秋田内陸縦貫鉄道鷹巣駅/同阿仁合駅/同角館駅/鷹巣・日活書店/阿仁・児玉書店
価格1,500円(税込み)