2010年04月09日
コンテンツ番号2083
諸問題の解決はこれからが正念場
津谷市長定例記者会見
津谷市長による定例記者会見が4月9日(金)、市役所で開かれ、新年度の抱負と各事業の進め方などについて会見しました。
会見で、津谷市長は「市長に就任にして1年を迎えるが、昨年度は懸案事項の対応に追われた1年でありました。そのなかでも市民病院は、開院が半年遅れたが4月1日に無事に開院することができました。内陸線、阿仁スキー場など問題も少しずつではあるが道筋がつけられてきたのではないかと思う。問題の解決に向けてこれからが正念場となるので、市民の皆さまのご協力をお願いしたい」などと昨年度の市政を総括しました。
また、閉院した北秋中央病院の跡地については「商店街の衰退が心配されるため、賑わいの創出が図れる具体的な施策の検討をすすめたい。住居スペースと商業スペースが共存できることも必要と思う」、秋田大学との連携協定については「珪藻土の利活用について産・学・官が協力して進めるとともに、市の文化・伝統・環境など素晴らしい素材に磨きをかけられるよう連携を図る。大学の県北分校誘致に向けて努力したい」、雇用問題については「ふるさと雇用再生臨時対策基金事業など国の施策事業を積極的に活用して、雇用の輪を広げていきたい。そのことで、雇用主にもビジネスチャンスとなって市が元気になるように進めたい」、来年度に行われる市内4高校の統合について「若い方々の柔軟な発想やエネルギーを市の賑わいに活かしていきたい。例えば鷹巣農林高校で行われていた綱引きなどが、民間の力で復活できるといい」などと今年度の具体的な施策について抱負を述べました。
質疑応答では、阿仁スキー場のゴンドラ通年運行あたり、今年度の支援体制について「昨年度は、NPOで頑張っていただいた。今年は新しいNPOの動きもあり、NPOやゴンドラ運行協議会などの話を聞きながら検討していくが、冬の運行に対して市から多額の補助金を出すことは難しい。県と連携し、PRなどで協力していきたい」、大館能代空港の利用低下については「冬期間の欠航や発着遅延があり、冬運行に対して信頼性がうすくなっているのではないか。昨年度は利用者への助成も行われたが、実績に表れない。代替交通手段の情報提供など利用者が安心して利用できる体制を確立させることが大切」、市民病院のアクセスについて「広い地域であるため、市民全員が満足できるようにすることは難しい。しかし、乗り換えの大変さや病院に近い集落などでは遠回りになるなどの問題ある。バス・乗合タクシーの実証運行の結果や利用者への聞き取り・アンケートなども行いながら、少しずつでも改善していきたい」などと質問に答えました。