2010年03月11日
コンテンツ番号1909
匠の技術で4人が全国大会入賞
第5回全建連建築技能競技大会鷹巣建設技能組合
木造建築の技術を競う第5回全建連建築技能競技大会(主催:全国中小建築工事団体連合会)で入賞した鷹巣建設技能組合(茂内昭蔵組合長)の会員4人が3月11日(木)、市役所を訪れ津谷市長に大会結果を報告しました。
大会は、技能者や後継者の育成を目的に首都圏を会場に隔年で開催されており、第5回大会は3月6日と7日の2日間、大館市の樹海体育館で開かれました。初の地方開催となった大館大会には全国から32人が出場、鷹巣建設技能組合からも8人が挑戦しました。
競技課題は、木造建築の屋根の重要な部分となる「隅木・振たる木・ひよどり栓・取合い小屋組」。2日間で7時間30分の規定時間内に支給された道具を使い、仕様に従って原寸図の作成から部材加工、仕上げ、組み立てまでを行います。
この日は、全国第2位の成績を上げた桜田国彦さん(40)=菊地技建、第3位の庄司琢磨さん(26)=(同)、敢闘賞の高橋真也さん(25)=茂内工務店、皆川高広さん(31)=小笠原工務店の4人が茂内組合長らとともに来庁、結果報告とともに、練習から大会までの取り組みなどについて紹介しました。
津谷市長は、「住宅着工件数も減り腕前を発揮する機会も少なくなっきている中で一つの組合から4人もの入賞者が出たのはすばらしいこと。本人の努力と日ごろの訓練のたまもの。北秋田は良質材の生産地としてばかりでなく加工や組み立て技術の高さも裏付けられた。市民にとっても大きな誇り」と、入賞を称えました。
優勝は逃したものの、見事2位に輝いた桜田さんは、「優勝した新潟の出場者と隣り合い、意識しながらの競技だった。課題完成時には練習のときより出来がよくないと感じたが、結果からみるとまずまず。また出場の機会があれば(全国)トップをねらいたい」と意欲を示していました。
また、3位の庄司さんは「緊張したが、会場の雰囲気にのまれないよう順位より良い製品に仕上げようと意識した。入賞を励みにさらに技術を高めたい」と話していました。
なお、大会では第46回全県競技大会青年の部も行われ、合川建設技能組合の日下部智裕さんが2位、鷹巣建設技能組合の齋藤準さんが3位に入賞しました。