2010年03月19日
コンテンツ番号1903
自衛隊が協力市民病院への患者輸送
協力協定を締結北秋田市と自衛隊第9師団
北秋田市は3月19日(金)、陸上自衛隊第9師団(林一也師団長)との間で、北秋田市民病院開院に伴う北秋中央病院から市民病院への患者輸送に係る協力協定を締結しました。
北秋田市民病院は今月14日に竣工、4月1日に開院します。運営形態は、北秋中央病院などを運営する秋田県厚生農業協同組合(厚生連)を指定管理者とする秋田県初の公設民営方式。北秋中央病院は3月30日で外来診療を終え31日で閉院、病院の機能を市民病院に移すことになります。
このため、北秋中央病院の入院患者を市民病院に引き継ぐこととなり、1日に北秋田市民病院まで輸送するため自衛隊に協力を求めたところ、理解を得て協力協定の締結に至ったものです。
青森市浪館の第9師団で行われた締結式には、北秋田市側からは津谷市長と北秋中央病院の神谷院長、佐藤俊博事務長、第9師団からは川崎朗副師団長、橋本学輸送班長らが出席。津谷市長と川崎副師団長が協力業務の内容などを定めた協定書に調印し、握手を交わしました。
輸送が予定されている患者数は約120人。協定書では、師団側が輸送支援隊約60名を現地に派遣し、救急車6台、小型トラック5台、マイクロバス2台の車両をピストン運行させ1日一日で輸送業務を完了させることになっています。
市民病院では入院患者の輸送と並行して診療体制を整え、5日から外来診療を開始の予定です。