2010年03月26日
コンテンツ番号1648
武術の本場・中国で演武交流〜北士館道場の練習生 大会での上位入賞を報告〜
(2010.3.26)
中国・蘇州市で3月21日に開催された第14回中日武道交流大会(朱龍成大会会長)でメダルを獲得した武道道場・北士館(七尾専次郎館長)の練習生らが七尾館長とともに3月26日(金)、市役所を訪れ、津谷市長に成績と大会の様子を報告しました。
北士館は1971年に七尾館長が設立した武道修練道場。空手道や居合道、剣道など日本の武道を中心に、棒道、双節棍道(ヌンチャク)など多彩な種目を指導しています。子どもから一般、外国人合わせて月間約100人が稽古に励んでいます。
北士館の参加は、旧県立営農大学校の中国留学生第9期団長だった郭志海氏が太極拳の名手であったことから、在学当時北士館と武術交流を始め、中国帰国後七尾館長を中国に招待、現地で中国古来の型を演じ好評価を受けたことがきっかけとなりました。
大会会場となったのは蘇州農業大学。中国全土から武術のトップレベルの武術家が集まる大会として知られ、太極拳、少林拳、形意拳など10種目で演武の型の優劣を競います。参加者は日中合わせて約100人。日本からは北士館と由利本荘市の合気道場が参加しました。
大会では、木島俊一さん(61)が金メダルを獲得したほか、沢田翔平君(16)など3人が銀メダル、このほか3人が銅メダルに輝きました。
練習生たちは、「本場の武道のルールや中国の文化も学ぶことができた」「大会では緊張したけれで全力を出せた」「中国の選手に日本のアニメを知っているか聞いてみたら、ドラえもんやポケモンを知っていると応えてくれた」などと、大会の様子を話していました。
また、七尾館長は、大会に営農大学校で学んだ留学生5人が遠方から応援に駆けつけてくれたこと、留学生は蘇州農第の卒業生も多く、会場も親日的で日本選手の演武のときは観客が拍手で応援してくれたことなどを紹介。
津谷市長は、「みなさんが中国という大きな国での大会でこれだけのメダルを獲得しうれしく思う。これも一生懸命練習した成果。この経験を生かし世界をまたにかけるような活躍をしてほしい」と活躍を称えました。
成績は次の通りです。
- 金メダル 木島俊一(61)=能代市
- 銀メダル 柴田光太郎(11)=北秋田市
- 銀メダル 成田虎生(11)=大館市
- 銀メダル 嘉成美由(11)=北秋田市
- 銀メダル 前田耕征(10)=大館市
- 銀メダル 嘉成大地(9)=北秋田市
- 銅メダル 澤田翔平(16)=北秋田市