2010年03月30日
コンテンツ番号1295
4年後の五輪はメダルを
湊祐介選手が五輪の結果を報告
今年2月のバンクーバー冬季五輪に出場したノルデック複合の湊祐介選手(25歳)=東京美装・阿仁荒瀬出身=が3月30日、市役所を訪れ、津谷市長に五輪の結果を報告しました。
この日訪れたのは、湊選手と鷹巣農林高校関係者などで組織する「高橋大斗・湊祐介を応援する会」の会員、同校の関係者ら6人。
湊選手は、個人ノーマルヒルと団体戦ではメンバーから外れたものの、大会14日目(2月26日)に行われた個人ラージヒル(出場46人)に出場。
前半のジャンプ(※ヒルサイズ140m)で87mを飛び34位につけ、後半の距離(10)では、前半のジャンプで1位のベルンハルト・グルーバー選手(オーストリア)と2分40秒差の34番目でスタート。湊選手は距離で巻き返し、順位を8つ上げ26位の28分10秒0でゴール。金メダルのビル・デモング選手(アメリカ)とは2分37秒1差でした。
同じく個人ラージヒルに出場した日本人選手は、渡部暁斗選手が9位、小林範仁選手が27位、加藤太平選手が30位でした。
報告を受けて津谷市長は、「北秋田市出身4選手のオリンピックでの活躍は、明るい話題で、応援会が開かれるなど多いに盛り上がり、みなさん元気をもらった」などと、五輪出場選手の活躍を称え、「次のオリンピックでは、昨年の世界選手権のように、メダルを見せてくれることを楽しみにしています。今後も期待しています」と激励しました。
湊選手は「オリンピックで経験を積めたことで、次にやらなければいけないことは明確に見えてきた。次のオリンピックまで課題は山積みだが、4年間ひとつずつクリアしていきたい。自分の主な課題はジャンプだと思うので、ジャンプを修正していければ違った形で4年後を迎えられると思う。4年後は必ずメダルを目指していきたい」と抱負を述べました。
また、市内各地で開かれた応援会の事に触れ、「バンクーバーにいる時は全然知らなくて、日本に帰ってきて新聞などで知り、応援してもらっていたというのを実感した。皆さんに応援してもらったことはすごくうれしいし、感謝しています。皆さんの応援は励みになるので、これからも、湊祐介、コンバインド(ノルデック複合)全体を応援してください」とお礼を述べていました。
※ヒルサイズ(HS)=スキーのジャンプ競技で、踏切台の先端地点から安全に着地できる地点までの距離