2010年03月31日
コンテンツ番号1164
全国水土里ネット会長賞など受賞
鷹巣土地改良区経営体基盤整備事業の成果で
北秋田市土地改良区(長岐洋一理事長)が、坊沢地区での経営体基盤整備事業の成果が認められ、このほど優れた土地改良事業団体に贈られる全国水土里(みどり)ネット会長賞と東北農政局長賞を受賞し、3月31日(水)、長岐理事長らが市役所で津谷市長に受賞を報告しました。
全国水土里(みどり)ネット会長賞は、3月25日、東京都で開かれた全国水土里ネット表彰式(第51回全国土地改良功労者表彰式など3表彰式合同式典)の席上、鷹巣土地改良区を含め全国の7団体(秋田県1団体)が受賞しました。
また、東北農政局長賞は3月17日、宮城県仙台市で開かれた農用地等集団化事業表彰式で受賞したものです。
同改良区の受賞は、坊沢地区の昭和30年代に整備された10a区画地における道路、水路等が老朽化し営農に多大な労力を要していたことから、農地の集積化を進めるため関係農家の合意形成に努め区画整理事業を実施、その結果、地区内での効率的かつ安定的な農業経営に貢献したことが評価されたものです。
また、この事業を契機に農事組合法人坊沢営農組合及び前山営農組合が設立され、事業実施前には7.7%だった集積率が52.8%と飛躍的に高まりました。坊沢営農組合では集落営農組織として自ら生産した大豆を用いて豆腐を製造する「とうふ工房坊沢」を県内で初めて設立し、豆腐を地元スーパーや学校給食へ供給し収益性の高い農業経営を実現するなど地域農業の活性化が図られています。
報告で長岐理事長は、「二つの農事組合法人の設立もあって農地の利用集積が大幅に進んだ。この事業によって周辺地区でも基盤整備事業に取り組む機運が高まる波及効果もあった」などと事業実施による成果などを説明。
津谷市長は、「受賞は、将来にわたって地域の農業経営をよくしたいという改良区の意欲と先進的な取り組みの賜物。心からお祝い申し上げたい」と祝福しました。
(2010.3.31)