2010年02月14日
コンテンツ番号7686
バンクーバーの鈴木芙由子選手に届け
バンクーバーオリンピック女子バイアスロン競技に出場する、本市鎌沢出身の鈴木芙由子選手(自衛隊冬戦教=米内沢高出)を応援しようと2月14日午後3時、合川農村環境改善センターに地元住民ら約100人が集結し、大型スクリーンの前で観戦し大声援を送りました。
この催しは、合川地区体育協会(佐藤征太郎会長)と鈴木選手の地元鎌沢自治会で組織する、芙由子応援団(団長=加藤悦鎌沢自治会長)が共同で企画し、オリンピックに出場する鈴木選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、遠い日本の空からみんなで応援しようと行われたものです。
観戦は、BS放送を大型スクリーンに映し出して行われました。応援した時間、現地ではすでに競技は終了していて日本での放送自体も録画放送でしたが、鈴木選手が大型スクリーンに映し出されると、大きな歓声と拍手が沸き起りました。
バイアスロン女子7.5kmスプリント競技は、オリンピック開会式の翌日の13日午後(日本時間14日早朝)に行われました。バイアスロンは、スキー距離とライフル射撃を組み合わせた競技で、走力に加え、呼吸を整えながら行う射撃の正確性が要求されます。
鈴木選手が出場した女子7.5kmスプリントは、2.5の滑走の後、伏せた体勢(伏射)で50m先の的を銃で5発撃ち、的を外れた回数分150mのペナルティーコースを周回し2.5の滑走後、今度は立った体勢(立射)で同じく5発撃ち、同じく外れた回数分ペナルティーコースを周回後、最後の2.5を滑走してゴールを目指します。
鈴木選手は、ライフル射撃の伏射で的を1回外し、ペナルティーコースを1周しましたが、立射ではすべて的に的中させペナルティー無しでその後のコースを走り抜き、21分58秒0の記録でゴールしました。 鈴木選手は、金メダルを獲得したスロバキアのアナスタシア・クズミナ選手と2分2秒4の差で、出場89人中44位の成績でした。鈴木選手は、スプリント競技60位内に入ったので、16日(日本時間17日)に行われるバイアスロン女子10パシュート(追い抜き)に出場できます。
観戦後、主催者を代表して佐藤会長が「ご覧の通り44位ということで出場選手中、真ん中の順位ですが、初めての出場にしては優秀な成績だったのではと思う。バイアスロンは過酷な競技で、ゴールする多くの選手が倒れ込むという中で、競技を始めて3年余りで日本のトップクラスとしてオリンピックに出場できたことは、地域の誇りです。このあと出場する競技についても、鈴木選手を皆さんで元気に応援していきましょう」とあいさつ。
また、鈴木選手を小さい頃から知っていて、今回の観戦に参加した福田芳一さんは「芙由子さんは、昔から粘り強く見えないところで努力する子だった。今日は、今までワールドカップでは順位が及ばず、進めなかったパシュート競技にオリンピックの大舞台で出場することが決まり、とてもうれしい。芙由子さんはこれからの選手なので、オリンピックでは課題を見つけてきて今後につなげてほしい。応援しています」と、活躍を喜んでいました。
次に鈴木選手が出場する女子10パシュート競技(日本時間17日午前3時30分)は、スプリント競技1位の選手からスタートし、2位以下の選手は1位の選手とのタイム差でスタートしていきます。滑走は2コースを5周し、1周ごとにライフル射撃があり、伏射と立射を交互に計4回(射撃5発×4回)行い、スプリント競技と同様にそれぞれの射撃で外した回数分150mのペナルティーコースを周回後、本コースを滑走しゴールを目指します。
19日(日本時間19日午前3時)に行われる、バイアスロン女子15個人にも鈴木選手は出場予定です。滑走は3コースを5周し、1周ごとにライフル射撃があり、伏射と立射を交互に計4回(射撃5発×4回)行い、射撃のペナルティーは1回外すごとに走行タイムに1分加算されます。
また、的の大きさ(命中圏)は各競技共通で、伏射では直径4.5、立射では11.5の大きさの的を50m離れた距離からそれぞれ狙います。 バンクーバーオリンピック・バイアスロン競技での鈴木選手の活躍を期待します。
合川地区体育協会と芙由子応援団では、競技の模様を大型スクリーンで観戦するパブリックビューイングを開催の予定です。
(→要項)
日時
2月17日(水) 午前4時30分〜
会場
合川農村環境改善センター
競技
バイアスロン女子10パシュート(追い抜き)
日時
2月19日(金) 午前2時50分〜
会場
合川農村環境改善センター
競技
バイアスロン女子15個人
競技日程はこちらでご確認ください。
(2010.2.14)