2010年02月19日
コンテンツ番号7677
鈴木芙由子選手は53位
バンクーバーオリンピック女子バイアスロン競技の日本代表、本市鎌沢出身の鈴木芙由子選手(自衛隊冬戦教、米内沢高出)が2月18日(日本時間:19日)、カナダ・ウィスラーオリンピックパークで行われたバイアスロン女子15競技(インディビデュアル種目=個人)に出場し、53位となりました。
バンクーバーオリンピック7日目に行われた、バイアスロン女子15競技には、87人がエントリー。同競技は、1周の3コースを5周し、1周ごとにライフル射撃を行います。伏射と立射を交互に計4回(射撃5発×4回)行い、射撃のペナルティーとして1発外すごとに走行タイムに1分加算されます。的の大きさ(命中圏)は各競技共通で、伏射では直径4.5、立射では11.5の大きさの的を50m離れた距離からそれぞれ狙います。スタートからゴールしたタイムと、ペナルティーでの加算分を足した合計タイムで順位を競います。
選手は1人ずつ30秒置きにスタートしていき、鈴木選手は12番目にスタート。鈴木選手は、ライフル射撃で伏射と立射合わせて計20発撃ち、伏射で1発、立射で2発の計3発外し、3分のペナルティーが加算され、46分30秒3の記録でゴールしました。金メダルには、ノルエェーのトラ・ベルゲル選手(40分52秒8、ペナルティー1回)が輝きました。
鈴木選手の地元合川地区では、合川地区体育協会(佐藤征太郎会長)と鈴木選手の地元鎌沢自治会で組織する、芙由子応援団(団長=加藤悦鎌沢自治会長)が共同で企画し、競技の模様を大型スクリーンで観戦するパブリックビューイングが、2月19日午前2時50分から合川農村環境改善センター行われ、鈴木選手が出場したスプリント競技とパシュート競技の観戦に続き、地元住民ら約40人が駆けつけ、鈴木選手に熱い声援を送りました。
観戦後、主催者を代表して佐藤会長が「3日間に渡り鈴木選手の応援のため、各集落から多数の方々がこの会場に駆けつけていただき、とても感謝してます。鈴木選手は健闘しましたが、世界の壁は、ご覧の通り厚い壁のようです。鈴木選手はまだ若いので、これからも更に精進すると思いますので、皆さんでなお一層応援していきたいと思います」と、応援へのお礼を述べ、今後の活躍を願いました。
観戦を終え、応援団長の加藤鎌沢自治会長は「オリンピックでの鈴木選手の活躍は地元の誇り。集落を上げて鈴木選手を応援し、集落の中でも盛り上がりとてもよかったと思う。これからも、オリンピックに出場した経験を生かして活躍してほしい」と、鈴木選手の活躍を称えました。
また、鈴木選手を小さい頃から知っていてる福田芳一さんは「オリンピックでは今あるものを全部出し切り、初めてにしてはよくがんばったと思う。射撃は得意なので、あとは走力がつくと世界に通用する選手になると思う。芙由子の活躍は、地元の子どもたちに夢を与えてくれた。本当にお疲れ様」と、鈴木選手の活躍に目を細めていました。
(2010.2.19)