2010年01月01日
コンテンツ番号7663
平成22年 津谷市長新年ごあいさつ
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年4月に二代目の北秋田市長として就任し、早いもので9ヶ月を迎えようとしておりますが、市民の皆様のご期待の大きさと責任の重さを感じながら、初めての新年を迎えることになりました。
昨年を振り返りますと、2月のノルディックスキー世界選手権複合団体での小林・湊両選手による金メダル獲得を皮切りに胡桃館遺跡の国重要文化財の指定、木質バイオエタノール製造実証プラントの実証実験の開始、市の総合商社として観光及び産業界全体の企画・営業・販売促進を行う「北秋田名物株式会社」の設立、地域資源を活用した産業振興や人材育成などを目的とした秋田大学との連携協定、そして念願の西鷹巣大橋を含む都市計画道路太田川口線等の供用開始など、明るい話題がいくつもございました。
開院の延期や医師不足などの問題によりご心配をおかけしている北秋田市民病院は、いよいよ本年4月の開院に向け、安全・安心に暮らせるまちづくり実現のため新たなスタートを切ることとなります。
地域医療の再編などの解決すべき諸問題はございますが、今後も皆様のご理解・ご協力を得ながら一つずつ解決し、より良い医療体制の構築に努めてまいります。
また、冬期運行の休止が懸念されていた森吉山阿仁スキー場のゴンドラは、夏期に引き続きNPO法人による冬期運行が決まり、現在も秋田内陸線と連携した集客活動が行われております。森吉山ダム湖の名称も昨年10月に「森吉四季美湖」に決まり、今後は奥森吉を中心とした市観光の拠点のさらなる盛り上がりが期待されているところです。
さらに、今年は秋田県の農業の祭典である「第133回秋田県種苗交換会」が18年ぶりに北秋田市で開催されます。県内外からのたくさんの方々の来場が見込まれていることから、市でも種苗交換会推進室を設置し、農業関係者のみならず、地域全体に活力をもたらすことができるように取り組んでまいります。
長引く経済不況により、国及び地方自治体の財政状況はとても厳しいものとなっておりますが、今後も「市民が主役、力強さと優しさあふれる希望のまち北秋田市」の実現のために、市民の皆様が本当に必要としている施策を厳選し、実現してまいりますので、なお一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
最後に、本年が市民の皆様にとって健康で素晴らしい年になりますようにご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
平成22年元旦
北秋田市長 津谷永光
(2010.1.1)