2010年01月04日
コンテンツ番号7659
堂々の行進で火災ゼロの決意新たに

平成22年北秋田市消防出初式が1月4日(月)、鷹巣地区で開催され、消防団員や婦人消防隊およそ700人が中央公民館から鷹巣体育館までを行進しました。
この日は穏やかな天候に恵まれ、鷹巣、合川、森吉、阿仁の4支団計27分団が威風堂々の行進をし、隊列の後には市・各分団の消防車両も加わり士気の高い団結した姿を披露しました。
鷹巣銀座通り商店街では津谷永光市長、鈴木由太郎団長、藤島孝雄消防長の観閲を受け、沿道で見守る市民に無火災と市民の生命・財産を守る意気込みを示しました。
行進終了後、鷹巣体育館で行われた式典では、津谷市長が「消防団員・消防関係者の皆さまには、市民の安全・安心を守るため昼夜を問わず献身的に活動されていることに対し、心から感謝申し上げます。災害の被害を最小限にとどめ、市民の広いニーズに適切に対応するため一人ひとりの力は小さくても、団結は大きな力になる。何事にも恐れない勇気をもって災害に立ち向かっていただくことを希望します。火消しの時代とは格段に発達した近代消防では、消防人としての不屈の闘志こそが最大の防御であることを胸に刻み、消防精神を発揮されることを期待します」などと式辞を述べました。
続いて鈴木消防団長が、「地球環境の変化による自然災害の大型化が懸念されている。近年では、災害が忘れる間もなく発生している。この経験を良き教訓として後進につなげていかなければならない。昨年、北秋田市では22件の火災が発生し、不幸にして2名の尊い命を失ってしまい誠に残念。年頭に願うのは、災害の死者ゼロであり、皆さんをはじめ防災にかかわる方々の共通の願い。市民の安心・安全を守るため消防団員一丸となって防災にあたることを誓います」などと訓示しました。
この後、功労表彰が行われ、秋田県知事表彰(有功章10名、35年勤続章10名、30年勤続章7名、25年勤続章15名、20年勤続章36名)、秋田県消防協会表彰(10年勤続章28名)、北秋田市長表彰(精勤章21名)がそれぞれ団員に授与され、受賞者を代表して森吉支団第2分団の奈良英紀分団長が謝辞を述べました。
また、県消防協会大館北秋田支部主催の防火作文の表彰が行われ、優秀賞を受賞した森吉中学校2年の柴田純佳さん工藤満華さんに賞状が伝達されました。
団員一丸となって市民の安心・安全を守ることを誓い、前消防団長の吉田嘉隆氏の万歳三唱で決意を新たにしました。
各表彰者の一覧は下記よりご確認ください。
中央公民館から鷹巣体育館までを、一糸乱れぬ隊列行進を展開する市消防団のみなさん
(2010.1.4)