2019年02月09日
コンテンツ番号3017
昔ながらの手作り餅や北秋田の味が並びにぎわう
第25回もちっこ市が、2月9日(土)と10日(日)に道の駅たかのすの大太鼓の館駐車場で開かれ、昔ながらの手作り餅や地元の特産品などを買い求める大勢の人でにぎわいました。
もちっこ市は、北秋田市観光物産協会(檜森正太会長)が、米の消費拡大と観光客が遠のく冬期間の誘客を図ろうと、大館アメッコ市に合わせて開催しているもので、新しい小正月行事として定着しています。
はじめに、大太鼓の館前に造られた雪の御堂の前で神事が行われ、観光物産協会や農協、市などの関係者が参列し、玉ぐしを奉てんしてイベントの安全とにぎわいを祈願しました。
神事のあとに行われた開会セレモニーで、檜森会長が「もちっこ市は、25回目を迎えることができた。これも皆さんがこの地域を愛する心があるからこそと思っている。テレビで紹介されたことでバター餅が注目され、北秋田の新しい名物に定着してきている。平成最後となるもちっこ市を存分に楽しんでもらいたい」などと主催者を代表してあいさつを述べました。
続いて、来賓の津谷市長が「25年前に始まったもちっこ市は、皆さんの努力のおかげで小正月の定着したイベントに成長した。バター餅の発祥地ということがきっかけで、北秋田の食文化がさまざまなところで紹介されるようになった。このあと、餅まきやおしるこの振る舞いもあるので、大いに楽しんでもらいたい」などと祝辞を述べました。
セレモニーのあとには、商売繁盛や家内安全を祈願した恒例の餅まきが行われ、集まった人たちがご利益にあずかろうと、紅白の餅に手を差し伸べていました。また、大太鼓の館前では、ミズキの枝に色とりどりの餅や「豊作祈願」、「合格祈願」などの短冊を取り付けた縁起物の枝餅が100本限定で販売されたほか、おしるこの無料サービスのテント前には、配布時間前からたくさんの人が長蛇の列を作り、温かいあんこにとろける甘くて柔らかい餅をおいしそうに頬張っていました。さらに餅つきやアイドルグループのまちあわせハチ公ガールズのライブも行われ会場を盛り上げました。
メイン会場の特設テント内には約20店が出店し、ふみきり野カフェの黒糖くるみ餅をはじめ、きたあきたバター餅、お焼き、まめ餅、いそべ餅、よもぎ餅といった工夫を凝らした手づくりの餅が人気だったほか、いぶりがっこや白菜漬けの漬物類、馬肉やホルモンの煮込みなど地元の特産品がズラリと並べられ、北秋田の味を求める大勢の買い物客でにぎわっていました。