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平成23年度開校予定の「北秋田地区統合校」第一期生となる、合川高校と鷹巣農林高校の1年生も参加した、米内沢高校全校カルタ大会(同校体育館) |
県立米内沢高等学校(佐々木潤子校長:生徒104人)で1月22日、第45回全校カルタ大会が開かれ、生徒たちが日本の伝統文化を楽しみながら一枚の札に一喜一憂しました。
同校では、生徒の古典学習に対する興味関心が薄い傾向にあることから、「小倉百人一首」を用いたカルタに親しむことで、古典への関心を高めてもらおうと昭和40年に第1回大会を開催、今年で45回目を数えます。
大会には、同校生徒のほか、平成23年度に開校予定の「北秋田地区統合校」の第一期生となる、合川高校1年生2チーム10人と鷹巣農林高校の1年生3チーム17人、また、今年で6回目の参加となる鷹巣カルタ同好会・小倉会(伊藤倫子会長)の会員6人も出場。
開会式では、佐々木校長が「以前は県内でもカルタをやっている学校が少しありましたが、現在は珍しく、米内沢高校は大会ということで大変特色のある行事。今日は、6回目の参加となる小倉会の皆さんと、統合校で一緒になる鷹巣農林高校と合川高校から5チームが参加していただき、大変うれしく大歓迎です。カルタ大会は、1に知力、2に体力と反射神経、3にチームの団結力です。大会は勝負です。負けないで真剣に戦って、白熱した試合を期待します」などとあいさつ。
また、小倉会の伊藤会長は「私たちが参加させてもらうようになり、今年で6回目。さらに、一昨年と去年は学校祭にまでお招きいただき、私たちにとって米内沢高校は、身近な親しみのある学校になりつつある。今日は、私たちから見れば孫のような皆さんと、一緒にカルタをして楽しい1日を過ごしたい。どうぞお手柔らかに」と述べました。
ルール、注意事項の説明のあと、それぞれ5人1組のチームに分かれ、米内沢高校19チーム、合川高校2チーム、鷹巣農林高校3チーム、小倉会1チームに米内沢高校教員の1チームを加えた全26チームが、「万葉」「古今」の2ブロックに分けたトーナメント方式で試合を開始。
対戦は、5人がそれぞれ対面した2人で20枚の札を取り合い、勝敗を決めます。生徒たちは相手より早く札を取ろうと、耳を澄まし目で札を追う真剣な表情。静けさの中、読み手が上の句を読み上げると、素早く反応して勢いよく手を伸ばし、札を取り合っていました。中には同時に反応して、札の上で手が重なる場面などもあり、白熱した試合が展開されていました。
■大会結果 【古今】 優勝 小倉会(鷹巣カルタ同好会) 準優勝 3年A組2班(金田拓也、松前谷直樹、佐藤兼仁、齊藤巧真、木村仁徳) 3位 3年A組3班(菊地健太、加賀亜衣、佐藤真紀子、北郷希、小林貴人)
【万葉】 優勝 3年A組1班(武石寛人、佐々木勝也、宮腰康平、加賀谷信、佐藤幸矢) 準優勝 3年B組3班(畠山拓也、門脇元樹、大川透、門脇ゆい子、石井千愛) 3位 鷹巣農林高校1班(浅利帆奈美、岩渕瑞穂、小笠原彩華、加藤愛、武田茉奈美、福岡智香子)
(2010.1.22)
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