2010年01月23日
コンテンツ番号7637
「ジャンボかるたとむかしっこのつどい」
生涯学習奨励員による大人と子どものサポートDAY事業・「新春ジャンボかるたとむかしっこのつどい」が1月23日(土)、市中央公民館で開かれ、子どもたちが昔語りを聞いたり地域の名所などを紹介したジャンボカルタで元気いっぱいに交流しました。
北秋地区生涯学習奨励員協議会(櫻田善太郎会長)の主催。かるたやすごろくなど昔ながらの子どもの遊びを通して子ども同士の交流、地域とのふれあい場を広げることをねらいとして平成18年から毎年この時期に開催されています。
この日は、北秋田市と上小阿仁村から子どもたち70人と生涯学習奨励員、児童館指導員各10人ほどが参加。はじめに桜田会長が「今日は、北秋田の名所や文化を紹介したカルタなどで一日楽しんで、また明日から一生懸命勉強して」と子どもたちに語りかけました。
つどいでは、はじめに市広報の朗読ボランティアなどの活動をされている小坂和子さん(65)が、着物姿で民話を聞かせました。合川出身の小坂さんが子どもの頃おばあさんから聞いたという合川版の舌切雀「すずめっこの話」で、子どもたちは身ぶり手ぶりを交え秋田弁で語る小坂さんの昔っこの世界に引き込まれていました。
続いて、地域や年齢の異なる子どもたちが3グループに分かれて、ジャンボカルタやすごろく、トランプを順番に楽しみました。
このうち、ジャンボカルタはサイズが大きいばかりでなく、一般的ないろはかるたの句を50音で地域の名所や歴史などの紹介に代えて作ったオリジナル。「い」の札では、「言い伝え たまよけ あせかき 鎌沢大仏」、と鎌沢・白津山正法院の大仏(丈六延命地蔵菩薩像)を紹介したものや、「め」の札では「明治初期 鉱山にぎわう 異人館」、などと阿仁異人館の歴史に触れたものなど、遊びを通して地域を知ることができるようになっています。
ゲームが始まると子どもたちは一枚でも多くのカルタを取ろうと内容はそっちのけの真剣な目つき。札が読み上げられると、公民館の広いフロアに置かれたカルタに一目散に駆け寄り争奪戦が繰り広げられました。
一枚ごとに、取れた子は喜色満面で、惜しくも取れなかった子はがっかりしながらスタートラインに戻り次の札にチャレンジしていました。
(2010.1.23)