2010年01月26日
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バンクーバー冬季五輪で活躍を
バンクーバー冬季五輪に出場する4選手に、市から激励金が贈られ、1月26日(火)に市役所で選手の家族らに手渡されました。
バンクーバー冬季五輪(第21回オリンピック冬季競技大会)は、2月12日から28日までの17日間わたり、カナダ・バンクーバーで行われ、「With Glowing Hearts.(燃える心と共に)」テーマに7競技・86種目で世界各国の代表選手がメダルをかけて競い合います。
当市からは、ノルディックスキー複合競技に、高橋大斗選手(29歳、土屋ホーム≪鷹巣農林−北海道東海大≫)、小林範仁選手(27歳、東京美装≪花輪高−日大≫)、湊祐介選手(24歳、東京美装≪鷹巣農林高−日大≫)、バイアスロン競技には、鈴木芙由子選手(自衛隊冬戦教≪米内沢高校≫)の4人が出場します。高橋選手と小林選手は前回トリノ大会に続く3大会連続出場、湊選手と鈴木選手は初出場となります。
贈呈式には、海外遠征中の選手に代って高橋選手の父 和平さん(63歳・阿仁水無)、小林選手の父 博さん(59歳・阿仁小様)、湊選手の母 香織さん(52歳 阿仁荒瀬)、鈴木さんの父 博和さん(62歳・鎌沢)と母 美千子さん(47歳)の5人が出席。
津谷市長は「市から4人の選手が五輪に出場することは、大変名誉なこと。市民が元気をもらえるよう、精一杯頑張ってほしい」などと選手らの活躍に期待を込め、激励金を贈呈しました。また「本来なら4人揃ったときに市をあげて壮行会や激励会を開きたかった。バンクーバーまで応援に駆けつけたい気持ちでいっぱいだか、選手の故郷から熱い声援を贈りたい。本番では持てる力を十分に発揮して活躍してほしい」と選手らにエールを送りました。
五輪初出場となる鈴木選手の父 博和さんは「娘が五輪に行けるのは夢のよう。現地に赴き声援を送りたい」と嬉しい気持ちを語り、湊選手の母 香織さんは「本人も夢が現実となり、日本代表として五輪に出場することに責任を感じていると思う。体調管理に注意して、自身の持てる力を発揮して頑張ってほしい」と期待を込めました。
スキー複合の代表選手ら1月25日に直前合宿が行われるオーストリアに向けて出発。ワールドカップに出場後に直接バンクーバー入りする予定。鈴木選手は27日に札幌に一時帰国し、調整後にバンクーバー入りする予定です。
ノルデックスキー複合競技・・・冬季スキー競技スポーツのひとつ。クロスカントリースキーとスキージャンプという二つのノルディックスキー競技を組み合わせて競う競技です。クロスカントリーでは持久力、ジャンプでは瞬発力が必要となるため総合的な運動能力が求められる厳しい競技。ヨーロッパでは、この種目の王者を「King of Ski」(キング・オブ・スキー)と呼ばれており、冬季オリンピックの競技種目となっています。
バイアスロン競技・・・クロスカントリースキーと、ライフル射撃を組み合わせた距離競技。スキーで野外を駆け回り、銃で獲物を撃つ冬の狩猟がスポーツに発展した物で、1960年スコーバレー冬季オリンピックから正式種目となりました。 競技は、個人、スプリント、リレー、から成り、個人は男子20、女子15で4(女子は3)ごとに、伏射、立射を合計10回行います。 スプリントは、男子10、女子7.5で3(女子は2.5)ごとに伏射、立射を合計2回行います。男子だけは最後の立射後のクロスカントリーが4となります。 リレーは、男女とも一人7.5を4人でリレーし、2.5ごとに伏射、立射、を2回行います。 ライフル射撃は呼吸を止めながらの精密射撃が求められるが、クロスカントリーにより息の切れた状態でこれを行うことは見た目以上の困難が伴う苛酷な競技です。
(2010.1.26)