2011年12月05日
コンテンツ番号7622
より良い福祉サービスを目指して
(2011.12.5)
平成23年度北秋田市福祉有償運送等運営協議会が12月5日(月)、市役所で開かれ、学識経験者や利用者代表、交通機関関係者の委員らが高齢者障害者等外出支援サービスの利用状況などについて意見を交わしました。
この協議会は、高齢者や障害者などが利用している市の高齢者障害者等外出支援サービス事業について、平成18年以降に社会福祉法人が同事業を行うためには、市が設置する「福祉有償運送等運営協議会」の決定を経て、国土交通省機関の許可を得ることが必要になったことから、市が平成17年11月に設置しているものです。
協議会では、福祉有償運送に係る地域内の必要性、輸送の安全や利便の確保、利用者からの苦情や事故などについて協議を行い、事業が円滑に実施できるよう意見を取りまとめます。
はじめに、協議会を組織する学識経験者や利用者代表、交通機関関係者、医療関係者、地域住民代表、ボランティア団体、行政関係から選任した9人の委員に津谷市長から委嘱状が交付されました。
開会にあたり、津谷市長は「皆様に委員を引き受けていただき感謝します。高齢者障害者等外出支援サービスの利用登録者は22年度末現在466名で、年々減少の傾向にありますが、利用者の声を聞きながら支援サービスの見直し等を提案して、利用対象者や利用目的の拡充、適正な利用負担額等について審議いただきたい。北秋田市は秋田県で2番目の広大な面積を持っており、住民の方も広い中に点在し、限界集落も25集落あり、この事業が大きな役割を担っていることはご理解していただけると思います。当市は、気持ちの上で日本一安全で安心な市を目指すということでがんばっていますので、皆様のお力をお貸しいただきたい」などとあいさつ。
続いて、会長及び副会長の選出が行われ、委員による互選で、会長には鈴木正幸氏(北秋田市民生委員児童委員協議会会長)、副会長には北林強氏(秋田県総合教育センター)が選任されました。
会長就任にあたり、鈴木会長は「高齢者や障害者の移動、輸送の問題が福祉の緊急の課題となっているので、皆さんから忌憚のないご意見をいただきながら、有効な輸送というものが効率的に高齢者や障害者の自立支援の側面からの支援につながるよう、議案審議をしていただきたい」などとあいさつ。
この後、事務局の市高齢福祉課と福祉課から、高齢者障害者等外出支援サービスの利用状況や事業者の同サービス実施状況について報告を受け、委員は活発に意見や質問を出していました。
委員の任期は、平成23年11月29日から平成25年11月28日までの2年間。
役職 | 氏名 | 所属等 | 区分 |
---|---|---|---|
会長 | 鈴木 正幸 | 北秋田市民生委員児童委員協議会会長 | 地域のボランティア団体等の代表 |
副会長 | 北林 強 | 秋田県総合教育センター | 学識経験者 |
委員 | 佐々木 雅幸 | 東北運輸局秋田運輸支局主席運輸企画専門官 | 秋田運輸局長又はその指名する職員 |
神成 由彦 | 北秋田市身体障害者協会監事 | 福祉有償運送の利用者の代表 | |
吉田 真理子 | 北秋田市市民病院地域医療連携室看護副師長 | 関係する医療機関の代表 | |
松橋 悦治 | 阿仁自治会長会会長 | 地域住民の代表 | |
米倉 修治 | 秋田県ハイヤー協会秋北支部長 | 関係交通機関及び運転手の代表 | |
棚谷 貞一 | 秋北バス株式会社事業管理部自動車課長 | ||
三上 純治 | 秋田市健康福祉部長 | 市長又はその指名する職員 |