2011年12月06日
コンテンツ番号7620
平成23年度一般会計補正予算案、条例案などが上程
(2011.12.6)
平成23年北秋田市議会12月定例会が12月6日(火)に招集され、平成23年度各会計補正予算案、条例案、指定管理の認定など15件の議案等が上程され審議が始まりました。
本会議では、会期を12月16日までの11日間と決め、第1日目は上程議案の提案説明、大綱質疑が行われました。
上程された議案は各常任委員会に付託され、12月12日から審議に入ります。
提出議案に対する大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第116号関係(北秋田市市税条例等の一部を改正する条例の制定について)
質問
改正は不申告に対する過料の引き上げがひとつの柱であると思うが、罰則を厳しくすることについてどう考えているか。
答弁
罰則を厳しくするのは不申告に対し理解していただく手法や手段の一つ。必ずしも罰則だけで済む問題ではないと思うし、意識の啓蒙といったものが一番大切だと思っている。
議案第117号関係(平成23年度北秋田市一般会計補正予算(第8号))
質問
ごみ収集運搬業務委託の債務負担行為の期間について、平成23年度から平成26年度までとなっているが、実質平成23年度にかかる債務負担行為は無いのではないか。
答弁
中身は平成24年度から平成26年度を想定したものだが、平成23年度中に契約し支出負担行為を起こしたいという考えから設定した。
質問
要援護者支援システム整備業務委託について、登録されるおよその人数、本格稼働する時期、システムが運用されたとき自治会などに対象者が認知されるのかを教えていただきたい。
答弁
要援護者の登録人数は現在400人強。本格運用は平成24年4月を予定。災害時には地図情報として要支援者を位置づけて、自治会や民生委員などと一緒に見守りをするということで進めたいと考えている。
質問
非常勤職員の報酬が随所に補正されているが、増員増額どういう趣旨か。
答弁
大きいところで市立保育園の非常勤職員の報酬が合わせて581万円増額。これは年度途中の産休等、職員の休職に伴う関係や園児増のための非常勤職員の増員のため。
議案第124号関係(平成23年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号))
質問
行政報告によると患者の人数は減っているのに、医薬材料費が754万円増で補正されているがなぜか。
答弁
平成22年度から診療所に変わり、平成23年度の予算を組む段階では診療所としての年間経費を把握できない段階で予算化したため。
議案第127号関係(財産の取得について(北秋中央病院跡地))
質問
市民病院を建設するにあたり、厚生連と跡地は購入する約束はあったのか。
答弁
当時厚生連と基本協定を結べない中で、進めるためには土地の購入を進めなくてはならなかったが、厚生連の言いなりの金額ではなく、市として不動産鑑定をして見合った金額で購入するという約束はした。これは議会にも示している。
質問
1億2千万円近い金額での購入に市民の理解は得られるのか。
答弁
安い買い物ではないので、購入金額に見合った投資効果を出さなくてはならないと思っている。市の中心市街地を含めて北秋田市が魅力ある街として形成できるよう取り組んでいく。
質問
購入するとすれば、支払い方法は年賦とかを考えているのか。
答弁
市の土地開発基金を使い一括で購入したい。
質問
利用の目的が当面は簡易的な広場として、綱引き会場や市日会場、夜店での利用ではさみしいと思うが。
答弁
方向性がしっかり打ち出せるまでは、当面は多目的広場とし、将来的には目的を持ったものにしたい。
質問
中心市街地活性化委員会との整合性は。
答弁
委員会は跡地だけを考える委員会ではなくて、跡地も含めて広く中心市街地活性化に向けて議論する場なので、跡地についての答申はあるかわからないが委員会の答申は答申としてお受けしながら、行政として最適な利用法を打ち出していきたい。
質問
利用の目的が決まってから購入してはどうか。
答弁
大きな空地をいつまでもあのままにしておくことは、ますます中心市街地の衰退化につながるし、購入する方向で約束しているので、購入するものであれば早めに手に入れて利用方法を考えていきたい。
質問
利用の目的がはっきりした場合に、隣接地の買収や交換は考えているのか。
答弁
必要であれば検討するが、現在は考えていない。
議案第128号関係(市道路線の認定について(市民病院線))
質問
薬局誘致にあたり、市道の認定で法的な問題はすべて大丈夫か。
答弁
今回の市道認定を含めて、都市計画用途変更、市民病院の用地取得後の5年間は用途変更できないという3項目は、クリアしなければならない課題であり、上部機関と協議をして進めている。
質問
病院と薬局の間に公道が通っていなければならないということだと思うが、北秋中央病院と北秋調剤薬局との間には公道はなかったが、違法であったのか。
答弁
薬局は公道に面していなければならないことと、病院と同じ敷地であれば、 薬局以外の3方向をフェンス等で囲わなければならない医薬分業の規則があり、北秋中央病院と北秋調剤薬局はそういう措置を講じていたものと思う。
質問
今回手法が良いとするのであれば、他の病院についても条件さえ合えば薬局を誘致することができると思うが、法で定めた病院と薬局は同じ敷地内はだめだという趣旨を形骸化させることに、北秋田市が先鞭を着けることになるのではないか。
答弁
違法なものに先鞭を着けるという気は毛頭ない。利用者の利便性を考えて行うものである。