2011年12月13日
コンテンツ番号7612
日本一高齢者が元気な秋田を目指して
(2011.12.13)
「はつらつ高齢者輝き県民会議(県北地区)〜高齢者元気日本一の集い〜」が12月13日(火)、北秋田市交流センターで開かれ、はつらつと輝き社会で活躍されている高齢者がその活動や取り組みを発表しました。
この会議は、日本一高齢者が元気な秋田を目指し、県民一人ひとりの理解と実践で高齢者の社会参加を促進する県民運動として秋田県が主催し、県北、県央、県南の3カ所で開催しているものです。
この県民運動の一環として秋田県では、各分野で知識や技術を発揮され、現在まで、はつらつと輝いて社会で活躍されている県内100人の方を「はつらつ高齢者輝き100選」として決定し、このうち県北地区からは34人、北秋田市からは5人が選ばれています。
はじめに、秋田県の大石勤企画振興部長が「元気な秋田づくりを進めてくためには、社会が高齢者の皆様を支えていくことだけではなく、高齢者の方自らが社会を支える担い手の一員として、また生涯現役のプレーヤーとしてご活躍いただくことが県にとっても皆様にとっても何より重要なことだと考えます。今日は、他の模範となって活躍する高齢者の皆様の表彰や功績などの発表、基調講演を通して、高齢者の社会参加の重要性について考えていただき、充実感を持っていきいきとした生活を送っていくためのヒントを分ちいただけるものと期待しています」などと主催者あいさつ。
つづいて、はつらつ高齢者輝き100選の表彰式が行われ、県北地区から選ばれた34人を代表して小坂町の横田正幸さん(98歳)に大石部長から表彰状が贈られました。北秋田市からは、伊藤清美さん(87歳)=滝ノ沢=、伊藤四郎さん(79歳)=阿仁水無=、新田チマさん(72歳)=合川=、古谷瑞穂さん(76歳)=内幸町=、山田隆さん(81歳)=前野=の5人が表彰されました。
表彰式のあと、仙台市にあるシニア元気笑学校校長の渡辺源治氏(81歳)が「目標をもって、あきらめず、これからが人生本番!」と題して基調講演。渡辺氏は、自身が校長を務めるシニア元気笑学校の事例や高齢者の社会参加、生きがいづくりなどを紹介しながら「待っていても何も実現しないので、熱い思いを持ち続け、少しの勇気で行動すれば、人とつながり仲間と楽しく過ごせ、あちらに行くときいい人生だった、ありがとうと言えるようになるのでは。あちらに行くときには、ピンピンコロリ※が理想」などと持論を展開しました。
このあと、はつらつ高齢者輝き100選受賞者による発表が行われ、河田竹治さん(大館市)、中村容子さん(小坂町)、小森正直さん(藤里町)、伊藤清美さん(北秋田市)の4人が現在までの活動内容や今後の抱負などを発表しました。
このうち、北秋田市の伊藤清美さんは、楽団「峠のシルバーフォー」を結成し、リーダーとして仲間と出会いの機会、情報交換の場などを作り、演奏を通じてボランティア活動を行っていることなどを発表、終わりに得意のアコーディオン演奏を披露しました。
※ピンピンコロリ(PPK)=ピンピン生きて死ぬときはコロリ、という意味の造語
はつらつ高齢者輝き100選受賞者(北秋田市関係分)
伊藤 四郎さん
自治会長等として地域のリーダーとなって活躍しています。また、体育指導員としてニュースポーツの普及に尽力したほか、体育協会副会長、100キロマラソン大会会長などを歴任し、スポーツ振興に貢献しています。
伊藤 清美さん
楽団「峠のシルバーフォー」を結成し、リーダーとして仲間と出会いの機会、情報交換の場などを作り、演奏を通じてボランティア活動を行っています。
新田 チマさん
生け花、油絵に40年携わり、小学校、老人ホーム等で各講師を務めているほか、個展等で普及を行っています。
古谷 瑞穂さん
図書館ボランティアの代表となり、20年近くにわたり読み聞かせを通して社会奉仕活動を行っているほか、託児ボランティアなども行っています。
山田 隆さん
ゲートボール普及に功績があり、毎年の大会では運営、準備、指導など第一人者として努力している。また、町内会、老人クラブ会長の立場から三世代交流に尽力しています。