2011年12月21日
コンテンツ番号7609
平成24年1月運航を目指し
(2011.12.21)
ドクターヘリの訓練が12月21日(水)、北秋田市民病院で行われ、消防職員や医療機関などの関係者が離着陸や搬送等の手順などを確認しました。
ドクターヘリは、救急医療に必要な医療機器や医薬品を備えて救命救急センターに常駐し、要請があるとすぐに、医師や看護師を乗せ、救急現場やその近くまで出動する救急医療専用のヘリコプターのことです。搬送時間の短縮だけでなく、医師がいち早く患者に接触でき、搬送中も医師による観察・処置が可能であることが特徴です。このことにより、救命率の向上や後遺症の軽減に大きな効果が期待されています。
秋田県では、秋田赤十字病院を基地病院として平成24年1月中の運航開始を目指し準備を進めており、11月から各消防本部と地域医療機関も参加した離着陸や搬送等の訓練が始まっています。
当市で予定されていた11月21日の訓練は、天候状況から延期となり、12月19日に行われることになっていましたがこの日も天候が悪く、21日の実施となりました。
この日の訓練には、北秋田市消防本部、秋田赤十字病院、北秋田市民病院の関係者が参加。医師と看護師を乗せたドクターヘリが北秋田市民病院のヘリポートに到着。待っていた救急車から手順などを確認しながら患者をヘリコプターに移して搬送しました。また、ドクターヘリによって搬送された患者を北秋田市民病院を搬送する訓練も実施されました。
ドクターヘリは一般の方が直接要請することはできません。119番通報を受けた消防機関が医師の意見を聞いて出動を要請します。病院間の搬送の場合も、医師の依頼を受けて、消防機関が要請します。市民からの救急要請の方法は、これまでと変わりなく119番でお願いします。