2011年12月27日
コンテンツ番号4099
市消防本部に高規格救急車を寄贈
(2011.12.27)
JA全国共済農業協同組合連合会から市消防本部へ寄贈された高規格救急車の受領報告式が12月27日(火)、市役所で行われ、杉渕敬輝消防長が津谷市長に受領を報告しました。
今回寄贈された高規格救急車は、JA全国共済農業協同組合連合会(以下JA共済)が地域貢献活動のひとつとして、交通事故のない安全・安心な地域づくりに向けた「地域の安全・安心プロジェクト」活動として、秋田県内3地区の消防本部に各1台、計3台寄贈されたものです。寄贈先は、北秋田市消防本部、能代山本広域市町村圏組合消防本部、にかほ市消防本部の3消防本部。
JA共済の「地域の安全・安心プロジェクト」は、国の交通事故対策が事故の多発する都市部を中心に強化されている現状を鑑み、地域貢献活動の一環として地元の警察や交通安全協会、行政機関などと連携し交通事故対策を行う取り組みで、平成22年度から高規格救急車の寄贈を実施しているものです。
午前10時30分から秋田県庁で行われた贈呈式では、JA鷹巣町の佐藤清孝組合長から杉渕消防長にレプリカキーが渡され、高規格救急車が贈呈されました。
市役所では午後3時から、杉渕消防長が津谷市長に高規格救急車の受領を報告。杉渕消防長は「高規格救急車の寄贈に感謝し、消防職員一同市民の命を守るために身を挺してまいる所存です」などと述べました。
報告に対し津谷市長は「北秋田市消防本部としての働きが認められ今回の寄贈になったと思う。新しい高規格救急車の仕様に早く慣れてもらい、市民の安全安心のため、また救急業務遂行のためがんばっていただきたい」などと激励しました。
このあと、市役所玄関前では寄贈された高規格救急車が公開されました。今回寄贈された高規格救急車は、現在保有していて老朽化が進んでいる高規格救急車(平成11年配備、出動回数7,700回)を更新するため、北秋田消防署へ配備されます。
高規格救急車は、救急救命士が行う特定行為に必要な資器材を積載しており、救急救命士は、救急患者の搬送及び心肺機能停止状態の傷病者に対し、医師の指示のもと特定行為を行うことが可能です。現在、北秋田市消防本部管内には4台の高規格救急車が配備され、北秋田消防署をはじめ合川、森吉、阿仁分署に1台ずつ配備されています。
寄贈品
車種
高規格救急車(トヨタ ハイメディック)
仕様
フルタイム4輪駆動車、ガソリンエンジン、排気量2700cc、乗車定員7人
諸元
全長5,600mm、全幅1,880mm、全高2,510mm、室内長4,405mm、室内幅1,660mm、室内高1,850mm
価格
約2,800万円
主な救急資器材
- 気道確保器具 (循環と呼吸機能を回復させるための器具)
- 自動体外式除細動器 (致死的な不整脈による傷病者に対し電気ショックを行い正常な鼓動に戻します)
- 人工呼吸器 (自分で呼吸のできない傷病者に使用します。酸素濃度、回数、量を調整できます)
- 血中酸素飽和度測定器 (傷病者の指に挟み血液・血中酸素濃度を測定します酸素投与時の目安とします)
- 心電計・ベットサイドモニター (心電図、呼吸、血圧、酸素飽和度、体温、二酸化炭素などを測定します)
- 輸液用資器材一式 (心肺停止者に血管確保し乳酸化リンゲル液とエピフリンを投与し蘇生効果を高めます)
- 搬送器材、創傷・保護用器材、固定用器材