2019年02月17日
コンテンツ番号3012
総勢400点以上のひな飾りが阿仁合を彩る
秋田内陸地域公共交通連携協議会(津谷永光会長)主催の「北秋田のおひなまつり」が、2月17日(日)から3月3日(日)までの日程で始まり、初日の17日は、主会場の阿仁ふるさと文化センターで地域住民による手作りのつるし飾りなど400点余りが展示され、訪れた人たちの目を和ませました。
開会式では、津谷市長が「内陸線沿線の団体や個人の方が丹精込めて作った作品や子どもたちの手作りひな人形など、400点を超す作品が会場いっぱいに並んでいる。これらの見事な作品を楽しんでいただき、盛り上がってほしい。期間中は会場だけではなく、阿仁合駅周辺の施設や食事処など、多くの人に足を運んでもらいたい」などとあいさつしました。
このあと、特別出演のあきた舞妓による舞踊が披露されると、会場は華やかな雰囲気に包まれました。続いてあきた舞妓との撮影会が行われ、会場を訪れた人たちは色鮮やかなつるし雛を背景に、あでやかな秋田舞妓との記念撮影を楽しんでいました。
阿仁ふるさと文化センターには、湊商店に所蔵されている約300年前に作られた享保雛をはじめ、押絵雛、御殿まりといった変わり雛、高さ2.5メートルもの桃のつるし飾り、子どもたちが作製した手作り雛人形などが展示されています。来場者は、地域住民たちが持ち寄った雛人形や手の込んだつるし飾りなどをじっくりと鑑賞しながら、一足早く桃の節句を楽しんでいました。
期間中、関連イベントとして、明治時代から続く商家・湊商店では内蔵を特別公開しているほか、京都知恩院の山門(国宝)の形をとって建立したと伝えられている朱門のある専念寺では振り向き如来像を公開しています。入場時間はいずれも午前9時から午後5時です。
また、イベントに合わせて秋田内陸線では、急行列車内にひな飾りを飾った「おひな様列車」を運行しています。