2011年11月04日
コンテンツ番号4094
障害者制度の改革に期待
(2011.11.4)
北秋田市身体障害者協会(松田光朗会長)の第7回身体障害者福祉大会が11月4日(金)、森吉コミュニティセンターで開かれ、会員約130人が障害者福祉の充実を目指し交流を深めました。
この大会は、身体障害者の社会参加や障害者同士の相互扶助を高め、障害者の「完全参加と平等」の実現をしようと平成17年から毎年行われているものです。
大会では、はじめに松田会長が「現在、国では障害者制度改革推進会議により障害者制度の集中的な改革が進められ、障害者自立支援法に代わる法案提出が予定されていることや、福祉や障害者の雇用、教育などの個別分野についても大幅な見直しをするとの情報もあり、期待しているところです。本日の大会を契機として、地域住民のご支援ご協力を得ながら諸問題の解決に向けて、会員一同の交流の輪が広がり、連携の絆が一層深まるようがんばりましょう」などと主催者あいさつ。
表彰式では、身体の障害を克服し社会人として自立更生されている1個人、同協会の支部役員として長年活動し団体育成に尽力された5個人に会長表彰が行われたほか、長年にわたり在宅で寝たきりの家族を介護されている3個人に感謝状が贈られました。
続いて、来賓の市健康福祉部の三上純治部長、市議会の佐藤吉次郎議長、北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部の熊谷義美次長、市社会福祉協議会の坂祐司会長がそれぞれ祝辞を述べ、このうち三上部長が「皆様が一堂に会してその方向や様々な問題解決について話し合いをされることは、大変有意義なことであり、また芸能発表を楽しみながら今日1日を過ごされることは、親睦のみならず会員相互の連携に繋がるものだと思います。市では、障害者の自立を支援する補填機能の確保と支援のためのネットワークづくりを重点と位置づけて、第2期障害福祉計画を推進してきました。そして、国では仮称障害者総合福祉法を制定する予定なので、市では新法を踏まえた第3期障害福祉計画の策定を進めています。皆様のこれまでの実績に感謝申し上げ、これまで培ってきた豊富な経験や知識を、これからの障害者福祉のために活かしていただきますよう祈念します」などと述べました。
大会宣言では、同協会森吉支部支部の武石嘉一郎理事が「私たちは、本日の大会を契機に更に心を一つにし、障害当事者団体としての責任と自覚を持ちながら、障害者福祉の一層の充実を目指すため一致団結して行動することを誓います」などと声高らかに宣言しました。
式典後は、日本笑い学会秋田県幹事の人生亭喜楽駄朗さんが「アカデミック漫談〜笑う力は生きる力〜」と題して講演したほか、会員による歌や踊りが披露され親睦を深めました。
平成23年度北秋田市身体障害者協会長表彰者
自立更生者
加藤運寿(合川支部)
団体育成者
熊谷多知子(鷹巣支部)
三沢ノブ子(鷹巣支部)
藤本ナミ(合川支部)
白沢佐市(森吉支部)
鈴木貞一(森吉支部)
感謝状
小川クミエ(鷹巣支部)
黒田ミヤ(森吉支部)
若松リツ子(森吉支部)