2011年11月12日
コンテンツ番号9532
合川の魅力を活かそう
(2011.11.12)
NPO法人秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議(代表理事三浦陽一)の「足元しっかり」の地域づくりフォーラムが11月12日(土)、合川庁舎で開催され、参加した約70人にみなさんが合川の魅力を活かした地域活性化について学びました。
フォーラムは、「秋田内陸線沿線地域元気再生プロジェクト」の成果を継続して活かしていこうと活動しているNPO法人秋田内陸線沿線地域エコミュージアム会議の主催で、昨年の阿仁合地域で行われたフォーラムに引き続き開催されました。
開会では、三浦代表理事が「内陸線の活性化は地域の活性化と一体ではないかということで昨年の秋から活動しています。地域の資源を活かし、お互いに情報を共有し合いながら内陸線の利活用をしていければと思います。今日みなさんと一緒に勉強していきたい」などとあいさつ。
はじめに、「合川―ビジターの視点から」と題し、翻訳家でNHK「英語でしゃべらナイト」や「えいごであそぼ」などのテレビ番組の監修を担当しているアダム・フルフォードさんの基調講演が行われました。フルフォードさんは午前中に合川を取材し、来訪者として外国人の視点から、日本を象徴する風景は何かと尋ねながら「頭の中、心の中にある情報をみなさんが共有することでさらに大事なもの、価値のあるもの、誇りに思うものになる。合川を外の人たちに何をみせたらいいのかこれから考えていただきたい」などと話しました。
続いて、地元の合川地区自治会長会の佐藤征太さん、直売所グループ「花野果」代表の加藤由美子さん、元合川町歴史研究会会長の福岡龍太郎さんをパネラーに「合川の『魅力』を活かしていくために」をテーマとしてパネルディスカッションが行われました。米をはじめとする食べ物のおいしいところ、上杉の大名行列や各地域の駒踊りなど伝統芸能など合川の魅力などを紹介されしながら地域活性化に向けた意見が交換されました。
この日は合川駅前地域活性化協議会が主催する合川駅秋祭り(合川駅前地域活性化協議会主催)が合川庁舎前などを会場に開催されました。合川駅直売所では地元でとれた旬の野菜や漬け物が販売されたほか、庁舎前では「比内地鶏のだまこ鍋」などの駅前ほットコーナー、内陸線グッズやパネル展示などの内陸線コーナーなど設けられ多くの人で賑わいました。
また、合川駅前をスタートに地元の人も意外と知らない沿線の魅力、由来などを紹介する合川町歩きツアーが開催され、参加者が新田工芸(駅前)や平兵衛資料館(下杉)、鎌沢の大仏(鎌沢)などを見学しました。