2019年02月20日
コンテンツ番号3009
製造方法などの学習の成果を報告
北秋田市立合川小学校(村上光明校長)の6年生の児童4人が、2月20日(水)に市役所を訪れ、津谷市長に保存食として古くから伝わる「いぶりがっこ」の作り方や学習した成果を報告するとともに、4年目の取り組みで完成した「四代目合川小雅香(がっこう)」を贈呈しました。
同校は、6年生の総合的な学習の一環として、「阿仁川流域の食文化の継承」をテーマに合川地区の伝統的な保存食であるいぶりがっこに焦点を当て、保存食としての歴史とその作り方、栄養などについて学習しています。30年以上いぶりがっこを作っている芳賀知子さん(桃栄)の指導で大根の栽培から体験し、今年は約200本のいぶりがっこを作り、「四代目合川小雅香」として学習活動でお世話になった地域の住民や団体などに贈っています。なお、「合川小雅香」は、「合川小学校」と「いぶりがっこの雅な香り」をかけて名付けられたものです。
この日は、6年生34人を代表して木村尚太郎さん、堀部剛生さん、吉田有佑さん、櫻庭遙さんの4人が市役所を訪問し「合川小がっこが五代目、十代目と進化を続けられるように、下級生にこの学習のすばらしさを伝えたい」「合川小の活動が市外にも広がり、いぶりがっこが北秋田市を代表する特産品になるとうれしい」「いぶりがっこ作りを通して合川の優れた技に触れることができてとても勉強になった。学習では多くの地域の方にお世話になったので、今後はふるさと合川に積極的に貢献していきたい」などと市長に報告しました。
このあと、児童たちが「合川小がっこ」、「うめびょん!」などのキャッチコピーが書かれたオリジナルのラベルが張られたいぶりがっこを市長に贈呈しました。津谷市長は「皆さんの気持ちがこもった貴重ないぶりがっこをいただきうれしく思う。これからも地域のよいところを自信をもって多くの人に発信し、さらに地域を盛り上げてほしい。これからも様々なことに挑戦してもらいたい」と学びの成果をたたえました。