2011年09月10日
コンテンツ番号9501
若い視点で語る秋田内陸線の未来
(2011.9.10)
秋田北鷹高校生徒会と秋田大学生による「第1回秋田内陸線トレイン・ミーティング」が9月10日(土)、内陸線車両内と阿仁総合窓口センターで行われ、内陸線に対する意見やアイデアを交換しました。
秋田大学北秋田分校(濱田純分校長)では、北秋田地域の活性化に取り組んでいますが、その一環として、内陸線の振興と活性化策について、実際に利用している北鷹高校生と地元出身の大学生を交え、お互いが意見を出し合いながら、新たな切り口を探そうとトレイン・ミーティングが開催されました。
はじめに、内陸線鷹巣駅舎内にて津谷北秋田市長が「若い大学生、高校生の柔軟な発想で、内陸線の利活用についての新たな切り口や活性化策について、意見やアイデアをどんどん出してもらいたい」などとあいさつを行い、その後、大学生と高校生がグループに分かれ内陸線車両内のボックス席に座り、内陸線の振興策について活発な意見交換を行いました。
阿仁合駅に到着後、駅舎内のこぐま亭で地元の特産品である馬肉を使用した料理を食べ、地域の味に触れた後、阿仁総合窓口センター2階へと会議の場所を移し、内陸線車両内で出された意見やアイデアを出し合う全体会が行われました。
全体会では、中田真一地域創生センター長が「北鷹高校生が地域を盛り上げるために、秋田大学も一緒になって取り組んでいく」となどとあいさつ。高校生と大学生のそれぞれのグループからは、「北鷹高校の農業科が栽培した野菜や果物を直売すればよいのでは」「車内放送を高校生が行えばよいのではないか」「全国で活躍している部活を車内で宣伝する」などといった柔軟なアイデアが出され、「各駅にある観光施設の説明看板が少なく、何があるのか分からない」などといった具体的な意見も出されました。
内陸活性化本部の佐藤廣道交通政策監は、内陸線と高校生とのコラボレーションという考えに「秋田北鷹高校生とコラボレーションした加工品などを駅で販売できれば」と前向きな回答を示し、濱田純分校長は「今後も内陸線の活性化について考えて行く」などと話しました。
全体会を終え、再び生徒と学生は内陸線で意見交換をしながら鷹巣駅に向かいました。